地域観光ビジネスの可能性を広げる 「おもいでばこ」のオープンプロジェクト

こんにちは。広報の小粥です。
先日、名古屋観光ビジネスデザイン研究会様の「名古屋観光ビジネスのデザイン提案 平成28年度活動報告会」に参加いたしました。この研究会は、公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会(略称JIDA) 中部ブロック様が立ち上げたものを、より発展的に、名古屋圏の魅力や観光についてより広い視点で研究し創造することを目的とし、平成28年度クリエイティブビジネススペース コード様との共同事業としてスタートしたものです。分野や業種を超えて多様なメンバーが集い、デザイン的な視点・思考を活用した、名古屋圏の魅力の再発見、再構築、創造を目指した研究活動をしていらっしゃいます。
今回の報告会では平成28年度活動報告と今年度の活動方針についての報告が行われました。
その後、「企業コラボ枠」ということで、「おもいでばこサイネージスタンド」のご紹介をさせていただきました。

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目次

どなたでも気軽にはじめられる「おもいでばこ」サイネージ

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「おもいでばこ」サイネージは、レストランや雑貨屋さんなどで、
お店を紹介するデジタル看板としてご活用いただける製品です。はじめに製品企画担当の根本より「おもいでばこ」サイネージでどんなことができるのかご紹介。
・準備はかんたん
スマホ等で撮った写真や動画を、専用アプリから「おもいでばこ」へ転送するだけ
・放映もかんたん
本体の電源を入れるだけで、設定済みのスライドショーがスタート
・セットアップもかんたん
テレビやモニターにつなぐだけ
・現場のサイネージ活用に、ちょっとうれしい機能
ロゴやメッセージを挟める「差込みスライドショー」、縦置きディスプレイ対応、スマホ画面のスクリーンショットをそのまま取り込み

サイネージの問題点を楽しく自由にするオープンプロジェクト

続いて、愛知県一宮市をルーツに持つモノづくりショップHappyPrinters代表の堀江賢司さんより、「おもいでばこオープンサイネージプロジェクト」について、お話いただきました。
堀江さんは、原宿(東京)で、デジタルプリントに特化した個人向けのモノづくりスペースを開かれています。今年2月には、2号店を一宮市(愛知)のRe-TAiLというビルにオープンされました。築80余年のビルで、雰囲気はいいのですが、入口が暗いのが悩みだったとか。看板を作りたいと考えたそうですが、自分のほしいデジタルサイネージが見つからない。そこで、もっと自由で、もっと楽しい、デジタルサイネージをつくろう!と思い立ったそうです。
これまでのサイネージの問題点は

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・黒い
黒くて金属製のものしかない
・雰囲気に合わない
無骨なものばかりで、お店や会社の雰囲気に合わない
・面倒
更新作業が大変で、コンテンツが変えにくい
・高い
値段が高くて手をだしづらい

この日の参加者さんは、観光に携わっている方々なので、このあたりの事情もよくご存じで、大きくうなずきながら聞いていらっしゃいました。

こういった問題点を、「おもいでばこ」を使えば、クリアできるんじゃないかと堀江さんが発案し、スタートしたのが「おもいでばこオープンサイネージプロジェクト」です。
制作・設計デザインにはこの想いに賛同くださった岐阜県大垣市の建築・デザインチームTABさんが加わり、カスタム窓口のHappyPrintersさん、「おもいでばこ」を製造・販売するバッファローとでプロジェクトチームを組み、進行しています。

ScreenHunter_591 Jun. 01 10.12このプロジェクトでは、サイネージスタンドの図面のフリー公開を前提に準備を進めています。図面が公開されれば、誰でも自由に作ることができます。材料はすべて一般的なホームセンターでそろえられるので、DIY(Do It Yourself)してもいいですし、大工さんなどプロに頼んで作ってもらうのももちろんOK。使う人、作る人同士で可能性を広げていく、そんなわくわくするプロジェクトです。その詳細は、また改めてご案内させていただきます。

1その他、カスタム不要な方などの為に、販売も行う予定です。
サイネージスタンド販売形態
・完成品
スタンド+おもいでばこ+モニター
完成品のまま送付
・カスタムスタンド
スタンド骨組み+カットパネル+おもいでばこ+モニター
ディスプレイパネルと背面パネルは加工しやすいラワンベニヤ仕様
黒板塗料を塗ったり、パンチングボードに変えることが可能

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オープンサイネージが広げる観光のアイデア

活動報告会の後は、懇親会が開かれました。先ほど行ったサイネージスタンドのご紹介で、多くの方に興味を持っていただけたようで、お話する中で様々なサイネージ活用のアイデアが出てきました。
・道案内
言葉では説明しにくい道順を、写真や動画で表示
・史跡案内
現存した当時の様子を表示
・イベント会場
イベント時だけ必要な人たちへの貸し出し、シェア
・商店街
全店に置くだけでインパクトがある。個々の店舗情報を流すのはもちろん、時々同じものを一斉に流す
商店街で、一斉に同じ映像が流れだす。フラッシュモブのようでわくわくしますね。
スタンド自体も、オープンであることを活かして地域の特色に合わせてカスタムしたら、もっとおもしろくなりそうです。たとえば、絞り染めで有名な町であれば、染めた布で飾れば、町の雰囲気になじむでしょうし、古戦場であれば、兜を乗せてもいいですよね。色々な地域に、ご当地サイネージスタンドがあったら、写真を撮って回りたくなっちゃいます。
今回、みなさんとお話ししてみて、「おもいでばこサイネージスタンド」はアイデア次第で可能性は無限大だと感じました。写真や動画の活用が、全国の観光地へ広がっていけば、もっと魅力的になるんじゃないでしょうか。

▼サイネージスタンド 問合せ先
HappyPrinters 尾州
0586-27-4007
bishu@happyprinters.jp

▼おもいでばこ デジタルサイネージセット
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