写真整理×整理収納の新しい可能性。写真整理協会「整理収納フェスティバル2024」レポート

みなさま、こんにちは。一般社団法人写真整理協会 代表理事の浅川純子です。私たちは毎年「整理収納フェスティバル」に出展し、写真整理の大切さを伝えています。今回は、このイベントの様子をご紹介させていただきます。

目次

整理収納フェスティバル2024

写真整理協会は、「整理でつながる、整理でひろげる」をメインテーマに開催された整理収納フェスティバル2024に今年も出展しました。5年ぶりの会場開催となった今回は、”To the Next Stage ~新しい扉をあけよう!~”というサブテーマのもと、全国から整理収納アドバイザーが集結しました。

整理収納フェスティバル2024会場の様子

当協会は長年このイベントに参画しており、2018年には「シンプルスタイル大賞」のコンテンツ部門で「写真整理アドバイザー」が金賞を受賞。同じ年、当協会が推奨する写真整理サービス「おもいでばこ」(バッファロー社)もプロダクト部門で金賞を獲得するなど、写真整理の分野で着実な成果を上げてきました。

▼シンプルスタイル大賞2018年度 受賞作品Webページ

【公式】ハウスキーピング協会 - ...
シンプルスタイル大賞2018 決定 - 【公式】ハウスキーピング協会 10月26日、27日に両国のKFCホール(国際ファッションセンター3F )で開催した「整理収納フェスティバル2

人の管理できる限界を超えて増え続けるデジタル写真

整理収納フェスティバル2024会場入口

会場のホール入口では、写真や文書のデジタル化に欠かせないスキャナー「ScanSnap」(株式会社PFU)の展示ブースと当協会のブースが隣接。来場者の皆様は、写真をデジタル化する方法から、整理の実践方法、さらには活用方法まで、自然な流れで学んでいただける展示となりました。

入ってすぐの場所に並ぶ株式会社PFUと写真整理協会のブース

写真整理協会のブースでは、写真の整理前と整理後の劇的な変化をわかりやすく展示しました。私たちの身の回りには、想像以上の写真が眠っています。古いアルバムや紙焼き写真、フィルム類、ビデオテープなどのアナログメディアから、スマートフォン、パソコン、SDカード、さらにはクラウドやSNSまで—写真は様々な場所に分散して保存されています。世界的に見ても、年々撮影枚数は増え続け、もはや個人での管理が困難なほどの量となっているのが現状です。

誰もが一度は経験があるのではないでしょうか?スマートフォンの容量不足や、整理されていない写真への不安。一見簡単そうに見えるデジタル写真の管理ですが、実際にはスマートフォンやクラウドの仕組みを十分に理解している方は多くありません。さらに、写真には大切な思い出が詰まっているからこそ、取捨選択も難しく、多くの方が整理に踏み切れないでいます。このように、写真整理は家庭内の整理の中でも最も難しい課題の一つとなっているのです。

思い出が見つかる写真整理

写真整理協会のブース

写真は「いつか見返したい」という想いとともに残されるものです。しかし、写真が大量になりすぎることで、大切な思い出が埋もれ、見たい写真がすぐに見つからない—。そんな状況は、私たちの大切な思い出にとって、あまりにも残念でもったいないことではないでしょうか。

写真整理協会では、この課題を解決するため、紙の写真はPFU社の高性能スキャナー「ScanSnap」でデジタル化し、その後すべての写真を「おもいでばこ」で管理する方法を推奨しています。なぜ「おもいでばこ」なのか。それは、写真整理協会が最も大切にしている「見返しやすさ」を、誰でも簡単に実現できる唯一の写真の居場所だからです。

写真整理の道しるべにもなってくれる「おもいでばこ」

写真整理協会ブース内「おもいでばこ」コーナー

写真整理協会は「おもいでばこ」の活用をさらに一歩進めています。時系列に自動整理された見やすい写真の中から、心に響く一枚を選んでプリントしたり、思い出をストーリーとして紡ぐフォトブックを作成したり—。それは、デジタルと紙、それぞれの特徴を最大限に活かす写真との付き合い方です。

デジタルならではの「見やすさ」「使いやすさ」「大量データの省スペース保存」。
紙ならではの「温かみ」「長期保存の安心感」「手に取る喜び」。

これら二つの良さを組み合わせることで、私たちの大切な思い出とより楽しく、より安心して付き合い続けることができるのです。だからこそ「おもいでばこ」は、写真整理のゴールであり、また新しい思い出づくりへの出発点となる、私たちの最も信頼できるパートナーなのです。

暮らしが変わる 整理収納×写真整理

全国の整理収納アドバイザーが一堂に会する年に一度のフェスティバル。この貴重な場では、最新の情報収集や活動紹介、そして何より志を同じくする仲間との大切な交流が生まれています。

そんな中、私たち写真整理協会の専門的な取り組みへの関心は、年々確実に高まっています。ブースを訪れる方々からは、
「どうすれば写真を上手に整理できるのか」
「デジタル化の具体的な方法は?」
「写真整理アドバイザーの資格について知りたい」
など、写真整理に関する切実な声が途切れることなく寄せられました。

多くの整理収納のプロフェッショナルが、「写真整理」という新たな可能性に強い関心を示してくださったことは、私たちにとって大きな励みとなっています。

写真整理アドバイザーの資格取得について説明する様子
ハウスキーピング協会の澤代表(中央の男性)

物の整理収納がもたらす「すっきりとした快適さ」。そこに写真という「大切な思い出」が調和することで、空間はより豊かな表情を見せ始めます。整然と片付いた場所に、厳選された思い出の写真が”さりげなく”たたずむ—。それは、単なる「片付いた部屋」から、温もりと居心地の良さに満ちた「わたしらしい空間」への劇的な変化といえるでしょう。

この「整理収納」と「写真整理」の組み合わせは、まるで相乗効果のように、私たちの暮らしに新しい価値をもたらしてくれます。それは、
・個人の心地よい暮らし作り
・家族で共有する温かな空間作り
・地域の思い出を未来へつなぐ架け橋
として、確かな豊かさを生み出していくのです。

写真整理アドバイザーでもある整理収納アドバイザーさんたちの出展

刺激と発見に満ちた、実り多き一日となりました。私たち写真整理協会にとって、整理収納のプロフェッショナルの皆様との出会いは、新たな可能性への大きな一歩となりました。

開催をご支援くださったハウスキーピング協会の皆様、そして熱心にブースへ足を運んでくださった整理収納アドバイザーの皆様に、心より御礼申し上げます。来年も、この貴重な場での皆様との再会を楽しみにしております。

一般社団法人写真整理協会 浅川純子(あさかわすみこ)

一般社団法人 写真整理協会

写真整理協会は、大切な思い出が詰まった写真を未来に残すお手伝いをする団体です。紙の写真のデジタル化やデジタル写真をアルバムにしたりと、写真に込められた想いを、さまざまな形で残せるようにサポートしています。
全国の写真整理アドバイザーと共に、一人ひとりの大切な思い出を守り、活かす方法をご提案。そのために必要な専門知識を体系的に学べる認定資格講座も開講し、写真整理のプロフェッショナルの育成に力を入れています。

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