2018年10月26日、27日に東京・両国 国際ファッションセンターにて整理収納フェスティバル2018が開催されました。
このイベントでは、「私たちがスマートに生きること」をサポートしているモノやサービス、コンテンツを表彰するアワード制度があります。本年、「おもいでばこ」はシンプルスタイル大賞 プロダクト部門 金賞を受賞しました。
審査・投票は、整理収納アドバイザーの皆様が推薦し、投票する本格的なアワード制度です。昨年、「おもいでばこ」は、推薦をいただき1次審査、2次審査を通過し”特別賞”をいただいたものの、整理収納アドバイザーの皆様の投票によって決定される”金賞”の受賞が叶わず悔しい思いをしました。
その反省を踏まえ、私たちは「おもいでばこ」が提供する写真整理をきっかけとする体験価値を見つめ直し、世の中に発信をし続けました。また、各方面で様々な活動をされるおもいでばこアンバサダーをはじめとした皆さまから後押しを頂くことができました。
そうした努力の積み重ねを皆様と培ってきた結果が、このような栄誉にたどり着くことができたのだと私たちは考えています。
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さらに、嬉しいご報告がもう一つあります。ご一緒に活動させていただいている写真整理アドバイザー様もシンプルスタイル大賞 コンテンツ部門 金賞を受賞されました。
我々を含め写真整理に関するトピックがダブルで受賞したことは、我々にとっては整理収納の分野の中でその後回しとなってきた「思い出」「写真」の整理が、スマホの普及による関心の高まりや誰にも手の届きやすいツールやノウハウの登場によって、変化が起こってきたのではと感じるきざしともいえる出来事になったと感じます。
整理収納フェスティバル2018 イベントレポート
ここからはイベントの展示ブースの様子をお伝えしたいと思います。
デジタルがわかれば、もっと暮らしは豊かになる
今年は「PFU」「バッファロー」「写真整理アドバイザー」3社連結でブースを出展する企画で臨みました。アナログ写真のデータ化から収納、整理そして活用まで一貫したサービスを提案させていただきました。
3社が一体となって掲げたテーマは、「デジタルがわかれば、もっと暮らしは豊かになる」。整理収納の分野で、まだまだデジタルという方法は当たり前の存在とは言えません。しかし、デジタルには物理的なサイズをもたないという特長や、様々に形を変えて楽しむこともできるというメリットなどがあり、それをすでに実践している人にとっては、よりこの分野の可能性を広げるものとして捉えられています。それらの気づきの一端となればとお伝えするのが、今回の出展の大きなテーマでした。
思い出をスキャン
昔の写真が大量にあって置き場所に困っているという話をよく聞きます。ScanSnapといえば書類のスキャンのイメージがありますが、写真をデータ化することもできます。これを活用すれば、写真をすっきり収納ができるようになります。このブースで展示されていたScanSnap iX1500という製品では、タッチパネルを本体に搭載したことが特徴だそうです。操作を簡単にしたことで、家族間でのデータの共有をよりサポートできるようになったとのことです。確かに、アナログ写真をとりこむ上でもパソコンでの煩雑な操作を介せずできるようになったのは画期的だと思いました。
下記の写真は、ブースで行われたセミナーの様子です。ScanSnapプレミアムアンバサダー 青山様が講演されていました。
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小さく収納・自動で整理
紙の写真をデータ化したら、次にやることは写真の保存場所を決めることです。家の中にはデジカメやスマホ、USBストレージなどいろんな場所に写真データは散らばっています。そこで登場するのが「おもいでばこ」。ここに写真を取り込むと、写真が自動で整理され、テレビやスマホで見て楽しむことができるようになります。その一連の流れを「おもいでばこ」ブースで表現しました。
机の上の様子です。「おもいでばこ」に収納した写真を活用すると、さまざまな楽しみ方ができる様子を表現しました。「おもいでばこ」には無線で通信する機能がありますので、スマホやタブレットに写真を映し出すことができます。また、プリント機能も搭載していますので写真をプリンターに転送して印刷することができます。※エプソン社製プリンターが対応
ブースにはたくさんの方にお越しいただきました。
家中で楽しむ、大切に残す
家庭の写真整理の手助けをする写真整理アドバイザーという資格制度があります。撮った写真を後から楽しく見返すことができる整理の方法を提案されており、全国で展開されています。
▼写真整理アドバイザーについて詳しくはこちら
そのサービスの一つとして、「おもいでばこ」の活用提案をしていただいております。
このブースでは、データ化した写真の活用法としてRoBoHoNを使った写真投影のデモを展開されていました。RoBoHoNとはシャープ株式会社が開発した小型のスマートロボットです。音声認識を通じて動作します。
RoBoHoNに向かって「スライドショーして」と声をかけてみたところ、目から壁に向けて投影された光で映像を映し出し、写真のスライドショーを流してくれました。かわいらしい動きでナビゲートしてくれるので、写真を見るのがより楽しくなる気持ちにさせてくれたデモでした。
上記の写真では地面に向かって映していますが、壁に向かって投影も可能です。部屋が暗く、距離がとれる場所であればプロジェクターのように大きな画面で写真を映し出すことができるそうです。
RoBoHoNに「PFU」「バッファロー」「写真整理アドバイザー」3社連結ブースの紹介をしていただきました。
▼RoBoHoNについて詳しくはこちら
アルバム・古写真のデジタル保存のススメ。
古いアルバムやプリント写真が家に山積みで手がつけられていないという家庭は多いのではないでしょうか。ニッポン写真遺産は、そういった写真をまとめてデータ化したり、フォトブックを作ることができるサービスです。このサービスは、朝日新聞社様が提供されております。
ブースでは製本化されたアルバムと、データを保存したDVDが展示されておりました。写真整理お手伝いプランでは、大量にある写真の内、どの写真をアルバムにまとめたいか写真整理アドバイザーが付き添い決めていくそうです。記念日など大切な出来事に絞った写真で製本できるため、利用された方からは大変喜ばれるのだそうです。
▼ニッポン写真遺産について詳しくはこちら
ブースの紹介は以上です。
イベントを通じて
整理収納のイベントでは写真以外を扱う展示のほうが圧倒的に多い中、受賞を頂くことができたのは大変光栄です。以前より写真整理に対する人々の関心が高まってきているのだということを肌で感じとることができました。私たちはこれからも期待に応えられるよう、より良いものづくりを続けてまいります。
▼デジタルフォト・アルバム「おもいでばこ」