「新型おもいでばこ」(PD-2000シリーズ)が、2022年7月12日に発売されました!
7年ぶりの新型モデルということで、待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「新型おもいでばこ」について知りたいという方に向けて、
- 新型おもいでばこの特長
- 新型おもいでばこが、従来型おもいでばこから進化した点
- 従来型おもいでばこから、新型おもいでばこへのデータ移動方法
などについて、実際に使ってみた感想を交えながらお伝えしていきたいと思います!
「おもいでばこ」購入検討の参考にしてみてください。
新型おもいでばこについて
まず「新型おもいでばこ」について、特長や機能を解説していきます。
新型おもいでばこの特長
「新型おもいでばこ」の大きな特長は、下記の5つです。
- USB 3.2(Gen1)をサポートし、取り込み速度が高速化
- 従来型おもいでばこからのデータ移動が簡単
- スマホの4K動画(H.264およびHEVC形式)の取り込み・再生に対応
- 4TBの大容量モデルがラインナップに追加
- 本体デザインやリモコン、画面のデザインが新しく
それぞれの特長や機能を詳しく、従来型との違いも含めてお伝えしていきますね。
USB 3.2(Gen1)をサポートし、取り込み速度が高速化
「新型おもいでばこ」ではUSB 3.2(Gen1)をサポートしており、取り込み速度が従来型モデルと比べると最大5倍高速化しました!
私が「新型おもいでばこ」で、一番の進化を実感したのが取り込み速度です。
今回私は「従来型おもいでばこ(PD-1000S)」から「新型おもいでばこ(PD-2000-L)」へ、バックアップHDDを利用してのデータ移動もやってみたのですが、取り込みスピードがとても速くなっておりました…!
具体的には、新型おもいでばこに約40,000枚の写真や動画(約390GB)を取り込んだのですが、約120分程度で取り込むことができました。
※データ移動については記事の後半で解説していますので、そちらもぜひご覧ください。
私はまめなタイプではないので、スマホなどの写真がある程度が溜まってから「おもいでばこ」に取り込んでいるのですが、今までは取り込みスピードの遅さにちょっとばかりイライラしたこともあったんです。
しかしこれからはスピーディに取り込みできる「新型おもいでばこ」で、スマホだけでなくさまざまな機器に溜めてしまっている写真の整理もスピーディにはかどりそうです!
従来型おもいでばこからのデータ移動が簡単
「従来型おもいでばこ」から「新型おもいでばこ」へは、Wi-FiやLANケーブルを利用した直接の移動が可能となっています。
簡単にデータを引っ越しでき、「新型おもいでばこ」でもこれまでと変わらずに「従来型おもいでばこ」の写真や動画を見たり、整理できます。
今回私はWi-Fiを利用してのデータ引っ越しも試してみたのですが、機械オンチの私でもかなりスムーズにできました。
データ引っ越しの手順などは後述していますので、そちらもぜひご覧ください。
スマホの4K動画(H.264およびHEVC形式)の取り込み・再生に対応
「新型おもいでばこ」では、スマホの4K動画(H.264およびHEVC形式)の取り込み・再生に対応しています。
従来型おもいでばこは、iPhoneからの4K動画のみ(iPhone内で変換して)取り込み可能で、再生時は4Kではありませんでした。
新型おもいでばこは、機種を問わずに4K動画を取り込みが可能となり、4Kテレビに接続した場合、再生時も4Kとなりました。
また、待ち時間もなく素早く再生することができ、ストレスなく美しい動画を見ることができますよ。
※写真はイメージです
4K動画はやはり、並べてみると全然美しさが違いますよね!
実は私はこれまで4K動画をほとんど撮ったことがなかったのですが、「新型おもいでばこ」の導入をきっかけに、どんどん撮っていこうと考えています。
4TBの大容量モデルが追加
「新型おもいでばこ」では、1TB、2TBモデルに加え4TBの大容量モデルもラインナップに追加されました。
4TBモデルの最大保存枚数はなんと最大100万コンテンツ!従来型おもいでばこがいっぱいという方がまるっとデータを引っ越ししてもまだ十分に取り込める余裕があります。
本体デザインやリモコン、画面のデザインが新しく
「新型おもいでばこ」では、本体もリモコンもデザインがリニューアルされました。
左側が「新型おもいでばこ(PD-2000-L)」、右側が「従来型おもいでばこ(PD-1000S)」です。
※「新型おもいでばこ」は2TB、「従来型おもいでばこ」は1TBの容量です。
比べてみると、けっこう大きくなりましたよね。
でもどっしりした安定感と故障とは無縁そうな安心感があり、私は「新型おもいでばこ」の方が好みです!
また、リモコンにはBluetoothが新搭載。リモコンもスマートに、「おもいでばこ」に直接向けなくても操作できるため、より扱いやすくなりました。
画面のデザインやBGMも刷新されています。
新型おもいでばこのラインナップ
「新型おもいでばこ」には、下記の5モデルがラインナップしています。
新型おもいでばこ スタンダードモデル
- PD-2000:容量1TBモデル
- PD-2000-L:容量2TBモデル
- PD-2000-XL:容量4TBモデル
私が利用しているのは、PD-2000-Lモデルです。
新型おもいでばこ 3年保証プレミアムモデル
- PD-2000-V:容量1TBモデル
- PD-2000-LV:容量2TBモデル
※プレミアムモデルはスタンダードモデルと基本的な仕様は同じですが、監視カメラなどに使われる高耐久Video HDDを採用。また、3年の保証が付属する長期保証モデルとなります。
保存したいデータ量や予算、使い方によって選んでみてくださいね。もし迷ったら、3年保証で2TBの高耐久VideoHDDを利用したプレミアムモデル、PD-2000-LVがおすすめですよ。
(Video HDDに2TBを超える容量のHDDがないために、おもいでばこのプレミアムモデルは最大2TBまでのラインナップとのことです)
従来型おもいでばこから、新型おもいでばこへのデータ移動方法
次に、現在「従来型おもいでばこ」を利用中の方へ向けて、「新型おもいでばこ」へのデータ移動方法について、解説していきます。
私が使っていた「従来型おもいでばこ(PD-1000S)」から、「新型おもいでばこ(PD-2000-L)」への実際の移動手順を交えて解説していきます!
従来型おもいでばこから、新型おもいでばこへのデータ移動方法は2つ
「従来型おもいでばこ」から、「新型おもいでばこ」へのデータ移動方法は、下記の2つがあります。
- Wi-FiやLANケーブルを利用し直接移動
- 専用バックアップハードディスクを経由して移動
今回私はそれぞれの方法で引っ越しを試してみましたので、手順をまとめていきます。
Wi-FiやLANケーブルを利用し直接移動
Wi-FiやLANケーブルを利用し、「従来型おもいでばこ」から、「新型おもいでばこ」へデータを直接移動する方法の手順は下記の2ステップです。
- 「従来型おもいでばこ」と「新型おもいでばこ」を、同じWi-Fiネットワークにつなぐ
※Wi-Fiが安定しない場合は、LANケーブルを利用した有線LAN接続がおすすめです。 - おもいでばこ引越し機能を利用して、データを引っ越しする
特に難しい点はありませんが、詳しく解説していきます。
「従来型おもいでばこ」と「新型おもいでばこ」を、同じWi-Fiネットワークにつなぐ
- 最初に「従来型おもいでばこ」と「新型おもいでばこ」を、同じWi-Fiネットワークにつなぎます。
また、それぞれのおもいでばこは、同じテレビにつないでください。
データ引越し機能より、データを引っ越しする
次に、「新型おもいでばこ(引越し先)」のおもいでばこ引越し機能をから、「従来型おもいでばこ(引越し元)」の型番を選択します。
「従来型おもいでばこ(引っ越し元)」の画面を表示させ、登録を許可します。
認証が完了し、データ引っ越しボタンを押すと引っ越しが開始されます。
以上で、「従来型おもいでばこ」から、「新型おもいでばこ」へWi-Fiを経由して移動する方法は終了です。
データの移動って大変なのかな…と思っていたのですが、余計な機器や線をつなぐことなく簡単に完了できました。
専用バックアップハードディスクを経由して移動する方法
専用バックアップハードディスクを経由し、「従来型おもいでばこ」から、「新型おもいでばこ」へデータを移動する方法の手順は下記の2ステップです。
- 「従来型おもいでばこ」と専用バックアップハードディスクをつなぎ、バックアップデータを入れる
- 専用バックアップハードディスクと「新型おもいでばこ」をつなぎ、バックアップデータを復元
こちらも難しい点はありませんが、詳しく解説していきます。
「従来型おもいでばこ」と専用バックアップハードディスクをつなぎ、バックアップデータを入れる
- 最初に「従来型おもいでばこ」と専用バックアップハードディスクをつなぎます。
※線をつなぐ場所は説明書にも丁寧に記載してあり、迷うことはないと思います!
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- 線をつないだあと、おもいでばこの画面で「バックアップする」を選択し、バックアップします。
我が家のおもいでばこは約390GBもの写真や動画が入っていたので、6時間程度かかりました…!
※長時間かかったので、途中で「おもいでばこの温度が上がっているので、風通しのいい場所に移してください」とのメッセージが出ていました。データの移動に時間がかかると思われる場合は、あらかじめ風通しのいい場所に置くか、放熱できるような準備をしておくと良いと思います。
専用バックアップハードディスクと「新型おもいでばこ」をつなぎ、バックアップデータを復元
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- 次に、専用バックアップハードディスクと「新型おもいでばこ」をつなぎ、バックアップデータを復元します。
※線をつなぐ場所は説明書にも丁寧に記載してあり、迷うことはないと思います!
- 次に、専用バックアップハードディスクと「新型おもいでばこ」をつなぎ、バックアップデータを復元します。
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- 線をつないだあと、おもいでばこの画面で「バックアップ・復元」を選択し、「写真・動画の復元」を押します。
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うちのバックアップデータには約40,000枚、約390GBのデータが入っておりましたが、データの取り込みは約120分ほどで完了しました、早い!
以上で、「従来型おもいでばこ」から、「新型おもいでばこ」へ専用バックアップハードディスクを経由して移動する方法は終了です。
もっといろいろな操作があるのかなと少し面倒なイメージを持っており腰が重かったのですが、実際にやってみるととても簡単で驚きました。
※専用バックアップハードディスクは「おもいでばこ」のバックアップになりますし、薄くて軽く保存に場所も取らないので、おもいでばこユーザーの方でしたら一つ持っておいても損はないと思います。
まとめ
7年ぶりの新型モデルが発売された「おもいでばこ」。
取り込み速度の高速化や4K対応など、現代のニーズに合わせた機能が多数搭載されており、より使いやすく、便利に進化しました。
4TBの大容量モデルも登場し、「従来型おもいでばこ」から「新型おもいでばこ」へのデータ移動も簡単です。
そのため、新しく「おもいでばこ」を購入する方はもちろん、従来型モデルから引き続き利用したい方にもおすすめです!
この記事では、「新型おもいでばこ」の特長や進化した点、そして「従来型おもいでばこ」から「新型おもいでばこ」へのデータ移動手順などをまとめました。
「新型おもいでばこ」購入検討の参考にしてみてくださいね。