写真整理協会 代表理事が伝える デジタル写真の整理には「おもいでばこ」が救世主

こんにちは。おもいでばこアンバサダーズ事務局です。
この度、一般社団法人 写真整理協会の代表理事・浅川純子様に特別にご寄稿いただきました。
浅川様は、ご著書『スマホ写真の整理術』で提唱されているように、「写真は、いつか見るために撮ったもの」という大切な原点を軸に、あふれるデジタル写真をどう守り、楽しむべきかという、すべての方に必要な知見を語ってくださっています。 ご著書の中で『おもいでばこ』のために一章を割いていただくなど、製品に強い信頼を寄せてくださっている、その知見から生まれた貴重なメッセージをどうぞお読みください。


一般社団法人 写真整理協会の代表理事をしている浅川純子(すみこ)と申します。この度、「スマホ写真の整理術」という本を出版いたしました。本記事を読んでいただければわかっていただけますが、スマホを使うなら、そのスマホで写真を撮るなら、たぶん誰にとっても必要な知識ではないかと思う「基本をまとめた1冊」です。

写真整理協会は、「写真はいつか見るために撮ったもの」という原点を大事にしています。写真整理アドバイザーという写真整理の専門家を輩出し、数々の思い出やさまざまなシーンを記録している写真を、見やすくしてたくさん楽しんでいただきたいという思いを持って活動しています。

さて、出版した本は5章立てになっています。構成は迷ったのですが、結局4章は丸々「おもいでばこ」の紹介の章にしました。

「スマホ写真の整理術」目次
第1章 「見たい写真が出てこない」あなたへ
第2章 写真整理をはじめよう
第3章 あふれるデジタル写真を整理しよう
第4章 写真整理が楽しくできる「おもいでばこ」
第5章 プリント写真の整理と楽しみ方

これまで写真整理協会が「おもいでばこ」を愛用し、人にも勧めてきているのは、心から推せる「良いもの」だからです。逆に言えば「おもいでばこ」以外にデジタルデータである写真を「本当の意味でしっかり管理できる居場所」は見当たらないのです。その思いをていねいに伝えながら、ストレートにそのことを書かせていただきました。

今回の出版記念の意味を兼ねて、出版までの経緯や思い、写真整理協会やアドバイザーについて、そして「おもいでばこ」との切っても切れない縁についてなど、知っていただければと思います。

まず、現在の「写真の課題」から話をはじめさせていただきます。

目次

どんどん深刻化する写真の数と量

このところ、誰と話をしても、「スマホの中の写真の量」や「管理法」に課題感を持っている方が増えているのを感じます。

写真は世界的に、年々撮影する枚数が増えているそうです。一昨年より昨年、それより今年、またさらに来年、どんどん撮影枚数が増えていくとしたら・・・??

今年iCloud(Apple社のクラウドサービス)では12TBという巨大な保存容量が、なんと月額9,000円で登場しました。私は今年9月に福井放送からスマホ写真の整理法の取材を受けて出演しました。その時記者が実施した街頭インタビューで、20代くらいのおそらく結婚前の女性が、スマホの中に写真がいっぱいで、すでに2TB(月額1,500円)の契約をしていると話していました。お子さんが産まれると、撮る枚数はさらに増えるのが一般的です。おせっかいで申し訳ないのですが、少し心配になりました。

増えるのは枚数だけではありません。スマホ写真の高画質化が進んでいますが、それに伴って1枚のデータ容量が増えていくわけです。動画も流行っていますが、それらはさらにデータ容量を使います。

さらに言えば連写やiPhoneのLIVE機能も、一枚の写真とは比べ物にならない容量を使います。また、写真をよりよくしようとレタッチ(加工)する人も多く、これもスマホではオリジナルのデータを保持しつつ編集が行われるわけですから、保存されていくデータ量は増える一方です。

写真にはいろいろな課題がありますが、数と容量の話だけでも、これだけシビアな状況が起きはじめている、というわけです。

分散の一途をたどるデジタル写真

写真にはプリント(紙焼き)写真とデジタル写真の両方がありますね。紙焼き写真と言えば貼り付け式のアルバムに納められたプリント写真、同様にポケット式のアルバム、貼っていないバラの写真、台紙に貼られた記念写真などのことで、どちらかと言うとシニア世代が大量に所有しています。

対して、デジタル写真はどうでしょうか。2000年ごろから普及したデジカメや、その後2007年に日本に上陸したiPhoneをはじめとする、スマホで撮影されたデジタルデータの写真たち。その間、SDカード、USBメモリー、外付けHDDやSSD、CD/DVD/BD(ブルーレイディスク)、端末ならパソコン・タブレット・スマホ、さらにクラウド上にフォトクラウド(iCloud、Googleフォト、Amazonフォト、子育て世代が便利に利用する「みてね」などなど)、そして複数のSNSにも写真が保存されているのではないでしょうか。そして、家族それぞれが違う端末とサービスを利用しているという…、ちょっと考えただけでも、管理しきれないほどの場所と形に分散してしまっていませんか?

もっとも怖い消失の危険

脅かすつもりはまったくないのですが、それでも写真整理協会としては伝える使命があります。そうなんです。もっとも怖いのはデジタルデータの消失です。データが壊れるのではなく、保存している入れ物に耐久年数があるのです。個体差もあって一概に言えないのですが、私は聞かれたら「ほぼすべてのデジタル写真の入れ物は、5年くらいで危なくなります」と答えます。

はじめにデジタル写真の整理本を出版

私はその2つの対象(デジタル写真と紙焼き写真)を分けて本を出版するつもりで数年前から執筆をはじめました。そして、より深刻化しているデジタル写真をテーマにした本の方を、先行して出版することにしました。中でも、みなさんが日々撮っている「スマホ写真」により関心が高いだろうと、その整理法をまとめた一冊にしました。中にはスマホ以外の話も登場しますが、大半はスマホの話です。

スマホはあたり前に使いはじめられる機器で、非常に感覚的に操作できます。その分、パソコンのように使い方を学ぶという工程がほとんどなく、ほぼ自己流と言ってよい使い方をしていると思います。スティーブ・ジョブズ氏が、機械に人が合わせるのではなく、機械が人に合わせるべきだと考えて生まれたプロダクトだったと聞き、まさにうなずきました。

ただ、正しい知識を持っていないと不本意な事態やミスが起きてしまうこともあります。写真のような「大切な思い出」の記録は、その時に戻れるはずはなく、取り返しがつきません。

「おもいでばこ」は、写真整理の救世主

さてここまで写真の課題についていろいろお伝えしましたが、写真整理協会は、その課題を解決するのは、写真を整理することであると考えています。

写真を整理すると、写真は見やすく、探しやすくなります。そこに再現される光景は、すっかり忘れていたかつての出来事を、簡単に、そして鮮明によみがえらせてくれます。 本の第4章のタイトルを、“写真整理が楽しくできる「おもいでばこ」”と付けましたが、おもいでばこに写真を取り込むだけで、整理はほとんどできています。

先ほど出てきた写真の課題を簡単に当てはめてみます。

写真の大量化で容量を圧迫していた状態は、おもいでばこに写真を送ってスマホから削除すればOK。クラウドも同時に空きますので、高額化するサブスクから解放されます。

写真の分散化については、おもいでばこがスマホ・パソコン・SDカード・USB機器、CD/DVDなどにつながるので、思い出深い写真を簡単に集めることができます。

写真の消失の危険については、オプションのバックアップHDDを挿しておくだけで、自動で二重保存をしてくれます。また、おもいでばこの中の指定したアルバムをGoogleフォトに自動でアップロードしてくれる機能があり、とても安心な三重のバックアップ状態を作ることができます。

ここまででも十分に頼もしいおもいでばこですが、私が本当に素晴らしいと思うのは、その写真を見返した時の感動の大きさです。私はお客様におもいでばこを紹介して購入された場合、そのままにせずに、なるべく一度訪問するようにしています。おもいでばこをすぐ箱から取り出して使いはじめてくれるとは限らず、買って安心してしまう方もいます。ひとまずそのご家庭の写真の一部をおもいでばこに取り込むまでを、必要ならサポートしながら見届けたいのです。

写真をおもいでばこに取込んで、「カレンダー」を開いて、その写真の入っている年代を見に行きます。「月別、日別、年別に見られますよ。」などと話しながら、写真を画面いっぱいに表示します。

「わぁ~、すご~い!」

お客様の顔がうれしそうに輝いて、思わず「よかったですね~!」と一緒に喜びます。私にとっても、安心と幸せを届けられたと思える特別な瞬間です。

写真整理アドバイザーとおもいでばこ

ここで、写真整理アドバイザーという資格を少し紹介させてください。

写真整理協会には、現在全国に700名近い写真整理アドバイザーがいます。自分の写真を整理したい、整理法を学びたいという方のための「初級研修」を受講すると、写真整理の知識全般を学ぶことができます。

また、誰かのために写真整理を手伝いたい、仕事にしたいという方のための「上級研修」があり、仕事の仕方を学ぶことができます。

紙焼き写真も、デジタル写真も、日々の忙しさもあって、撮ること、仕舞うことだけになってしまいがちです。でも、ひとたび写真をゆっくり見返したら・・。

その一枚の写真の持つ力は、本当に大きなものだと思っています。何かあった時には、その人を支えることができるくらいに。

おもいでばこは、大量化し続けるデジタル写真を、いとも簡単に整理してくれます。そして、写真整理アドバイザーはその中からテーマを決めて、好きな写真を取り出して、フォトブックを作ることも大事にしています。

デジタルとアナログ。その良さを組み合わせて、写真からもっとたくさん温かさや元気をもらってほしいです。そんな願いを込めて、写真整理アドバイザーは写真に向き合っています。

「スマホ写真の整理術」に込めた思い

この記事の最後に、本の冒頭に書いた文章の一部を、そのまま紹介して終わらせていただきます。

写真は、いつか見るために撮ったもの。でも、いつの間にか見返すことを忘れています。いえ、もう膨大な写真の海から、あの日のあの写真は見つからなくなっているのかもしれません。

私はこの本を通して、ぜひみなさんに写真を見返してほしいのです。

毎日私なりにがんばってるな。支えられていたんだな。懐かしいな。意外と幸せな人生なのかもしれないな…。

写真はあなたに、そういうとても大事なことを教えてくれると思います。この本が、写真の大切さと、そしてあなた自身の大切さに気づく機会になったとしたら…、こんなにうれしいことはありません。

一般社団法人写真整理協会 代表理事 浅川 純子


浅川様、貴重なメッセージをありがとうございました。

「おもいでばこ」をご利用中の方、そしてこれから写真整理を始めたい全ての方へ。
この書籍の第4章には、記事では語り尽くせない「おもいでばこ」の本質的な価値と、日々の活用術が凝縮されています。

  • 写真整理を根本から解決する具体的なノウハウを知りたい
  • 大切な思い出を本当に「安心な居場所」に集めたい
  • 「おもいでばこ」をより深く使いこなしたい

その思いに応える一冊です。ぜひ、写真整理のバイブルとしてお手元に迎え、写真と過ごす幸せな時間を取り戻してください。

▼『スマホ写真の整理術』の詳細・ご購入はこちら

本記事のライター

浅川 純子(あさかわ・すみこ)
一般社団法人 写真整理協会 代表理事/株式会社MICT 代表取締役

大手IT企業でのソフトウェア開発や、地域密着型のパソコン・スマホ教室講師17年の経験を持つ、「写真整理のプロフェッショナル」。
写真という大切な思い出の品が整理されずに「見られない」現状に気づき、「思い出と共に豊かに暮らす生活」を提案しています。主にシニア層の紙焼き写真と、子育て層のスマホ写真(デジタル写真)の上手な整理・活用をサポート。

2015年に「写真整理アドバイザー」資格制度を発足させ、人材育成にも注力。2018年に一般社団法人 写真整理協会、2019年に株式会社MICTを設立。
NHK「あさイチ」、テレビ東京「なないろ日和!」をはじめ、大手新聞・雑誌への掲載実績も多数。デジタル写真のデータ管理と活用に関する実践的な知恵を発信しています。

浅川 純子(あさかわ・すみこ)
一般社団法人 写真整理協会 代表理事/株式会社MICT 代表取締役

大手IT企業でのソフトウェア開発や、地域密着型のパソコン・スマホ教室講師17年の経験を持つ、「写真整理のプロフェッショナル」。
写真という大切な思い出の品が整理されずに「見られない」現状に気づき、「思い出と共に豊かに暮らす生活」を提案しています。
主にシニア層の紙焼き写真と、子育て層のスマホ写真(デジタル写真)の上手な整理・活用をサポート。
2015年に「写真整理アドバイザー」資格制度を発足させ、人材育成にも注力。2018年に一般社団法人 写真整理協会、2019年に株式会社MICTを設立。
NHK「あさイチ」、テレビ東京「なないろ日和!」をはじめ、大手新聞・雑誌への掲載実績も多数。デジタル写真のデータ管理と活用に関する実践的な知恵を発信しています。

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