写真が本当に大切なのは“撮った後”。パソコンやクラウドが苦手でも大丈夫。写真整理のプロたちが語った「楽しく見返すための整理」とは?

写真が本当に大切なのは“撮った後”。パソコンやクラウドが苦手でも大丈夫。写真整理のプロたちが語った「楽しく見返すための整理」とは?

おもいでばこアンバサダーズ事務局です。今回は、新たに写真にまつわる3名のプロフェッショナルの皆様をアンバサダーにお迎えできたことを記念した座談会の模様をレポートします。

メンバーは、新アンバサダーの西塔カオルさん、鈴木貴美子さん、別所さつきさんのお三方に、当初から認定アンバサダーとしてご活動いただいている写真整理協会代表理事の浅川純子さん、そして「おもいでばこ」製品企画及びマーケティング担当の根本将幸です。

『写真は撮って終わりなのではなく、撮った後に見て振り返ることに意味がある』
皆さんから口々に出てきたのが、こちらのフレーズ。

スマホで簡単に写真が撮れるようになり、1人が年間に撮る写真の枚数が増えてきている中、意外に撮った後の写真の扱いについて関心をお持ちの方は多くないのが現状です。本来、後で見返すために撮っているはずの写真には、見返すための「壁」が様々あり、世代別の悩みや課題も浮き彫りになりました。

スマホ世代で写真整理に困っているのは「ミラーレス一眼のママさんたち」

まず、最近の周囲の写真事情をお話してくださったのは、カメラマンとしても精力的に活動している別所さん。子育て世代のママさんの中で、写真を見返すことの壁になっている「整理」に最も悩む傾向がある方は「ミラーレス一眼をはじめとしたデジカメで、お子さんを撮影しているママさんたち」とお話いただきました。

別所さつきさん
別所さつきさん

デジカメで撮影する写真は高画質で素敵なシーンを残せるところが良いのですが、その分撮影枚数や容量が膨らんでしまう側面があります。
わが子のとっておきの1枚を家族専用のSNSグループにアップしようとスマホにとりこむと、あっという間にスマホの容量がいっぱいに。「クラウドも容量制限があるし、パソコンは苦手・・」そんなママも多く、パパにお願いしてパソコンに転送している方も多いようです。

やっぱりスマホですぐ見られる写真より、見返す機会が減ってしまう方が多いことが課題のようです。

「パソコンで写真を管理していた世代」はもっともっと写真を探すのが大変!?

中学生のお子さん達を育てながら、写真活用の専門家としても活動を行っている西塔さんからはこんな問題提起をいただきました。

西塔カオルさん
西塔カオルさん

「2000年代、デジカメがでてきたばかりのときはスマホもなく、パソコンで写真のデータを管理するしかなかった。でも、今となってはその時のデータを探そうと思うとハードディスクのフォルダーを1つ1つあけたり、バックアップしたDVDを探したりと本当に大変!」

成人や結婚などの節目などの必要な時に写真を見つけられない、探すのが大変という方は多いとのことで、「パソコンやDVD に写真が保存してあっても、それらはなかなか見られることはありません。しかもそれが大量にあったりするのです」と、写真が見られていない原因のひとつに「パソコンでの写真管理とパソコンに対する苦手意識」が課題なんですよね、とのことでした。

自分にもできた!が写真を楽しむ第一歩

パパに頼まないとパソコンに取り込めなかったり、パソコンの中の写真を見ることができないというママ達に対して、「おもいでばこ」をおすすめしているんです、と別所さん。

多くのママ達が苦手意識を持つパソコンを使わずに簡単に写真を取り込み、保存することができ、さらにはテレビにつなぐと大きな画面で見返すことができるため、「パパに頼らなくても自分の力で写真整理ができた」という達成感が得られるそうです。その体験が写真整理を始める一歩となり、写真を見返す習慣に繋がっていくとのことです。

▼デジタルフォト・アルバム「おもいでばこ」
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「わたしがテレビに映ってる!」家族の喜ぶ顔で写真整理が習慣になる人も

たくさん膨れ上がった写真データに手を付けることになかなか重い腰があがらない人も多いのが現状ですが、「家族が喜んでくれることで、写真整理が習慣になった方がいらっしゃいます」と西塔さん。

「小さいお子さんに、『おもいでばこ』で取り込んだ写真や動画をテレビの大きな画面で映してあげることで、自分がテレビに映っていることに夢中になり、いつも見ていた夕方のテレビ番組より『おもいでばこ』で自分の写真や動画を見たがるようになった」というエピソードも。

とくに小さなお子さんにとっては、大きなテレビ画面に映った自分が、画面の中で主役に見えるのはとっても嬉しい体験となることが多いそうで、写真はお子さんの自己肯定感を上げることに一役買う存在であることがわかるエピソードです。こういった意味からも、写真を見返すことの楽しさについて、幼い頃から気づくことができるのは、とても意味のあることかもしれません。

家族間の写真の共有でコミュニケーションが円滑に

家族それぞれが撮影した写真や動画を「おもいでばこ」に集約するメリットも話題にあがりました。それまで、なかなか見る機会がなかった家族それぞれの目線で撮った写真をみんなで見る機会が生まれてコミュニケーションにつながるよね、というお話に皆さん一同にうなずいていました。

パパのスマホやカメラにある写真をママや子ども達が初めて観たり、中学生や高校生になり、スマホの写真を普段見せてくれない娘さんが、部活の写真を「おもいでばこ」に取り込んで紹介してくれて、家族で体験を共有して喜びを感じたりしたことの体験を語っていただきました。

そんなカタチで写真を通じた会話が生まれて、家族のコミュニケ―ションが円滑になっていることも多く、家族で楽しむ写真や動画を「おもいでばこ」に入れることで、アルバム作りや年賀状作成時に、家族内のベストショットを選ぶシーンでも活躍しているとのことです。

「紙の写真で見られるから」で満足してしまうシニア世代

写真プリント店を経営されていて、お客様の写真プリントのお手伝いもされている鈴木さんや、ご高齢の方の写真整理のお手伝いをされている浅川さんからは、プリント写真がメインの「シニア世代」と向き合ってきた体験を話題にあげられました。

浅川さんは、高齢の方のご要望で、段ボール数十箱に残った写真をデータ化しDVDに保存するお手伝いをされたそうです。その方は、後日結局どのDVDにどの写真が入っていたか分からなくなってしまい見なくなってしまっていた、という事例をいただきました。

また、鈴木さんのお店にやってくるご高齢の方には、手元に残せるということで、現在でも、写真をプリントし、ポケットアルバムに入れて保管されている方がいらっしゃいます。そんな方々の中にはシニア用携帯や、SDカードに保存されている写真データを一人でプリントするのに苦戦する方が多く、その点でも課題を感じているようです。

シニア世代でも安心してできる「デジタル写真整理」

紙焼き写真をアルバムにすることが王道だったシニア世代にとって、デジタルは一見ハードルが高いようにも思えますが、その一方で浅川さんが「おもいでばこ」をご提案した80歳代のお客様はいまやばっちり使いこなしているとのこと。「おもいでばこ」は、リモコンで簡単に操作できるため、ご夫婦で写真を見ることが習慣になったとのお話もありました。

「おもいでばこ」を利用して、3世代の写真をアルバムで分けたり、年単位で写真を見返したりと、たくさんの写真を簡単に見返すことができるようになったので、データ化したあとも処分できずに部屋の隅で眠っていた紙焼きの写真やアルバムも手放すことができたそうです。

テレビを見ている時間が長い傾向にあるシニア世代にとっても、大きな画面で写真を振り返れるのは喜んでいただけることが分かりました。

データや紙焼き写真が手元にあれば本当に安心?

各世代別の写真に関する悩みや困りごとをお伺いしていく中、困りごとの原因には共通点があることが話題になりました。それは、「いつか見返すときのために手元にデータや写真の現物さえあれば大丈夫」という方が多いということ。

「撮る行為そのものも楽しいですが、本来は見るために撮っているはずの写真が、その後、日の目を見ないことが大きな課題」と浅川さん。写真整理協会を立ち上げたのは、その気づきが出発点だったとのことです。

一方、パソコンに苦手意識があったり、紙焼きの写真やDVDの中の写真を振り返ろうにもどこにあるかわからなかったりと、突然見ようと思ってもなかなか写真を探すことが大変なのが実情で、今や「写真を見る」という体験が特別になってきている傾向にもあると皆さんお話されていました。

「SDカードが壊れてしまって、心配だから高いお金をかけて復旧するけれども、その復旧したデータは見ないんですよね。」と別所さん。プリントはデータとしては壊れないし、クラウドのデータは消えないからいいだろうと思われがちです。しかし、それでは見るための保存になっておらず、プリントなら手元にデータならクラウド上のどこかに存在するだけです。

「なくさなければいい」のではなく、見返すために保存をしておけると良いですね。

見返すタイミングが少ないのも整理が進まない原因に。年に1回は撮った写真を見直す日を

浅川さんからは「お子さんが大きくなって、いざ結婚する際、小さい頃の写真を探しても取り出すのに苦労したというエピソードもよく聞く」とのお話をいただきました。写真を見返すタイミングが結婚や学校の授業(2分の1成人式)など、とても限定的で、写真を探すタイミングが10年に1度になってしまう人も多いのが現状です。

別所さんからも「使用頻度がまれだからこそ、普段どう整えておいていいかが分からないのでしょうね。」とのコメントもありました。

打開策として皆さんが口をそろえられたのが「見るタイミングを増やすこと」。

西塔さんからは「お誕生日など年に一度でもみるタイミングを定期的に決めておくこともいいかもしれないですね。」とのアイデアも紹介していただきました。定期的に写真を振り返ることができれば、突然必要なときに家中を探しまわるなんてシーンも減らせるのかもしれません。

「写真はよりよく生きるためのツール」もっともっと活用の機会を増やしたい

見返すことの重要性や習慣にしていくことのヒントを紐解く流れになり、「写真はよりよく生きるためのツールだからこそ時折振り返ることで人生をよくする」と浅川さんから。

写真が記憶のフックになるだけでなく、自分の歩んできた軌跡を振り返ることで自己肯定感をあげることもできますし、時の流れの速さや、家族の成長、頑張ってきた自分、それを支えてくれた人なども実感することができるようになります。

鈴木さんからは「自分で自分を離れたところから見るって大事ですね」というコメントも。会ったことのない先祖たちのことを知ることもできますし、相手のことを深く知って距離感を縮めるなど、コミュニケーションを円滑にすることにも写真は役立つのです。

撮って終わりは卒業!簡単な写真整理ツールを使って、もっと「見ること」を当たり前に

座談会を終えて、事務局担当はこんなことを感じました。

写真がデジタル化し、データの整理や管理は避けられない時代になってきています。デジタルでの写真管理に難しさを感じ、写真を見なくなってしまうというとってももったいないことになっています。

「おもいでばこ」をはじめとした、自分なりに簡単に整理できるツールを活用することは、撮って終わりではなく、見たいとき、見せたいときにいつでも簡単に写真を見つけられるようになることです。自ら写真を振り返って楽しむことはもちろん、家族や周囲の人たちとのコミュニケーションを活発にするほか、先の代まで記録を長く残すことにもつながるなど、そのメリットはたくさんあります。

「おもいでばこ」は保存容量も大きいので、写真のほかにも、動画の保存にもおすすめできます。スマホで撮った動画はもちろん、お蔵入りしやすいビデオカメラの動画を入れ込むと、大画面に映して家族みんなで楽しむことができますね。写真や動画は、見るときに楽しんでこそ、その力を発揮するのです。
今回の記事が、皆様の写真や動画を楽しく見返すためのヒントになると幸いです。

▼デジタルフォト・アルバム「おもいでばこ」
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