こんにちは、 4年生の元気な男の子を育てている 中山のりお です。普段はIT企業で広報PRとマーケティングを担当しているほか、副業で個人としてライターやフォトグラファー、さらにはスマホを中心とした写真講師の仕事をしています。
この写真講師をしていると、受講者の方から身近な写真の相談を受けることが多いのですが、中でも小さいお子さんがいるご家庭あるあるなのが「写真が増え続け、管理や閲覧が難しくなってきてしまった…」というものです。日々のかけがえのない瞬間が、PCやスマホへと無限に増え続ける一方で、これらを整理し楽しむ時間は限られているのが現実です。撮った覚えの無い写真も1枚や2枚ではありませんよね? この状況を冷静に見返すと、写真や動画がどんどんたまってしまう「保管」の問題と、それを整理し見返す機会が少ない「整理・閲覧」という2つの大きな問題にわけられます。今日は、そんな2つの大きな問題を解決するひとつの方法として「おもいでばこ」を紹介したいと思っています。
PCのストレージは写真と動画であふれがち
さて、まずは問題点のひとつである、増え続ける写真の「保管」にフォーカスを当ててみましょう。
我が家でもこの問題には直面しており、例えばイベント時にはカメラで撮影した写真が1日で300枚以上、データにして20GBも増えてしまうようなこともありました。このペースで増え続けた場合、写真を管理しているPCの容量がすぐに溢れてしまうのは、想像に難くありません。そんな時は、写真をPC以外のどこかに移すしかありませんよね。
写真をPC以外で保管する方法としては、インターネット上に写真を保管するクラウドストレージや、家庭内の物理的な記録端末に保管するネットワークストレージ(NAS)があります。どちらもPCの何倍もの容量をもっており、主にバックアップの用途として、たくさん写真を撮るようなご家庭を中心に必要とされています。
しかし、これらは大量のデータを安全に保管することに特化している反面、保管後に「整理・閲覧」を目的とした設計ではありません。
保管と整理・閲覧、バランス良くこなせるのは?
例えばクラウドであれば、自動整理などの強みはありますが、閲覧についてはPCのアプリなどを通じて1枚ずつダウンロードして表示する必要があり、高速かつ大容量なネットワークが必要など、閲覧面で課題が残ります。
一方でNASは家庭内LANにあるため高速ではありますが、保管することに重きをおいた仕様であることが多く、見返すためにはいちどPCにデータを戻したり、専用のアプリなどを用意する必要があるため、こちらも使い勝手の面で課題が残ります。
つまり、これら2つの方法では「保管」の問題が解決できても「整理・閲覧」の問題を必ずしも解決できない、ということです。 その点、絶妙に作られているのが、「おもいでばこ」なんです。「おもいでばこ」はデータを保管するだけでなく、家族がいつでも写真や動画を楽しめるよう「整理・閲覧」することも前提とした設計がされています。操作も家電製品のように簡単で、PCやスマホの操作に詳しくなくても、TVのリモコン操作をする感覚で(実際にリモコンが付属しています)、TVにも出力して写真を楽しむことができるのです。みんなが集まるリビングで、一等地に置かれた大画面のTVを使って家族の写真を楽しめるのは大変に素晴らしい体験です。これが「おもいでばこ」の大きな強みなんですね。
アップデートにより整理機能が強化された「おもいでばこ」
さて、ではその「おもいでばこ」がどうやって写真を「整理・閲覧」できるのかについても触れておきましょう。
正直なことを申しますと、ちょっと前までの「おもいでばこ」にとって、「閲覧」は得意分野でしたが、「整理」については、必ずしも得意であるとは言えない状況でした。
そこで私たちユーザーが声を上げ続けていたところ…なんと、先日の本体とアプリの大幅なアップデートによって、この「整理」部分についても大きなパワーアップがあったのですね。ユーザーの声を拾い上げてくれるデバイス、本当にありがたいなと思います。
本題ですが、そもそも「おもいでばこ」はTVでの閲覧を前提としたデバイスであったため、写真整理についてもTVで写真を映しながらリモコンで操作する…という作業が必要でした。この作業の問題点はシンプルで、ひとつは大量の写真に対しての繰り返し作業をリモコンで操作するのはけっこう大変なことと、TVを長時間占拠してしまうのは家族から怒られがち、というものでした。深夜にこそこそポチポチとリモコンで写真を整理するのは、楽しくありつつもけっこう負担だったのですね。 そこで「おもいでばこ」が提供してくれた機能が、PCから「おもいでばこ」に預けた写真を整理できる新機能です。この新機能の何が良いかといえば、バックアップと整理に関する「作業の順番」を理想的にできる点です。(念のため補足しておくと、同じアップデートにて「振り分けモード」というリモコン操作でも効率的に整理できる機能も提供されました)
バックアップ要素として重要な「作業の順番」問題
この「作業の順番」とは何か?
そもそも「保管」とはバックアップの要素が強く、それはすなわち「一刻も早く写真を(消えたりしない)安全な場所に移す」という意味をもっています。そう考えると、あまり深いことは考えず、流れ作業として「いちはやく保管場所に送っておく」という行動が必要です。保管をする前に「どう整理したらいいかな?」ということを考えていると、バックアップの機会を逃してしまう可能性があるんですね。運動会の写真を撮った翌日に運悪くデータの入ったPCやスマホが壊れた…なんてことがあったら、目も当てられませんよね。この時点では整理のことを忘れてとにかくデータを保管場所に送っておくのが正解です。
ですから、とりあえず「保管」した後の「整理・閲覧」機能が大事なのです。「おもいでばこ」は新機能によって、この大事な順番を維持できる、貴重なデバイスになったと言えます。意外にこの機能って、世の中のNASにはほとんど無いんですよ。
パワーアップした絞り込み機能で後からのアルバム作成も楽ちん!
ではいったいどんな整理ができるのか?簡単に表現するなら、それは、様々な絞り込み機能を使ったアルバムの作成です。お気に入りフラグの有無、写真・動画別、さらにはカメラ名やアルバム別に写真を絞り込むことができるようになったので、デジカメで撮影した写真、スマホで撮影した写真、動画などをサクッと仕分けることが可能になりました。 PCなら特に操作感が良く、該当する写真を絞り込み、ポチポチっと選んで、アルバムにザッと流し込むだけ。複数のアルバムに紐付けたり、アルバムを大きなアルバムに入れて入れ子状に管理することもできて、とても使い勝手が良いのです。例えば我が家の場合、毎年の運動会アルバムが「小学校の運動会」という大きなアルバムにまとめられています。
運動会の直後に、過去を含めた運動会だけを閲覧できるのはとても盛り上がります。しみじみ、これは良い機能だと感じますね。
お子様が複数の場合はお子様ごとの運動会アルバムを作って、それを大きな運動会アルバムに入れるだけ。これ、PCから操作すると本当にたった数分の作業です。
エポックメイキングな「非表示アルバム」
さらに良かったのが、「非表示アルバム」を作れることです。これは、見る頻度が高い「カレンダー」から非表示になるアルバムのことで、この非表示アルバムに入れた写真は、「非表示アルバム」を個別に選んだ時以外では表示されることがなくなります。この機能が提供されたときは、「いったいどんな写真を非表示アルバムに入れたらいいのかな…」と思っていましたが、みんなで写真を閲覧をするときになって、その重要性がすぐわかりました。
まず大事なのは「家族以外に見せられない」写真を入れておくことです。 例えば家庭内で撮影した写真などには、ちょっとプライバシー的にどうなのかな?という写真もありますよね。具体的には洗濯物が写ったり、ちょっと薄着過ぎたりする感じのやつです。パーティーで友人に見せたり、年老いた親や親戚に見せるには、ちょっと抵抗があるタイプの写真、ありますよね。
そんな写真はとりあえず「非表示アルバム」に入れておけば、みんなが見つめるTVの中に表示されることはありません。一安心です。
さらに利用用途として良かったのが、多感な子どもが嫌がる写真をどんどん放り込んでおけることです。子どもが小さい頃にやったこと、勢いでした変顔などは、成長するにつれて閲覧を嫌がることなんかがあるのですね。これが続くと、将来的に写真を撮らせてくれなくなってしまう可能性があります。それは困る…!
ということで、子どもが嫌がりそうな写真は「非表示アルバム」に移してしまいましょう。実際、そういった写真は親目線ですと愛おしい写真だったりします。家族それぞれが楽しく写真を見るための機能として、この「非表示アルバム」は大変に有用な機能を提供してくれているのです。
と、こんな感じのことがPCでできるようになったのは、本当に、本当〜にめちゃくちゃな進歩です。もはやこれはNASの域を超えて、写真の保管・整理・閲覧に特化した、次世代の写真専用NAS!と言っても差し支えないほどでしょう。
合い言葉は「とりあえず送っておく」
ここまで「おもいでばこ」の特長をいろいろとご紹介してきましたが、これを一言でまとめておけるなら「とりあえず送っておけば後からの整理閲覧も含めて安心なデバイス」となるでしょう。まずは何も考えず、容量問題や不幸なデータ紛失を防ぐため、送っておく。それを習慣づけることで、大事な写真が失われる可能性を極限まで下げることができます。
とりあえず送った写真は、落ち着いてからPCで整理する。そうしてできあがったアルバムを、大画面のTVで閲覧して楽しむ。保管、整理、閲覧の3つの機能がバランス良く整ったデバイスこそ、この「おもいでばこ」だったわけですね。
この便利さは、試した人にしかわかりません。ぜひチャレンジしてみてください!
中山のりお
静岡県三島市出身、埼玉県さいたま市在住の46歳。家族は妻と白米大好きな小4男子。普段はIT企業の広報PR、マーケティングを担当する傍ら、副業でライター、フォトグラファー、写真講師、中小企業マーケティング支援をしています。
さいたま市の地域情報も発信しており、ブログやSNS、担当しているYahoo!ニュース地域版を日々更新中。
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