「おもいでばこ」がないなんて、人生の半分くらい損してる!

「子どもの写真整理」について、少人数講座や個別サポートを行っている写真整理アドバイザーのきりゅうあやこです。親だけではなく、子ども自身の記憶にも残る写真整理を提案する活動を行っています。

今、小学4年生で10歳の娘は、学校で自分史を作成中。
我が家のテレビに「おもいでばこ」がつながってるのが当たり前で、たくさんの写真も動画も見て育ってきた娘にとっては、自分が赤ちゃんのときから何が好きで、どんなところに行って、どんなことが得意だったか、をよくわかっていて、サクサクとリモコンで「おもいでばこ」を操作しています。

横から私が『お友達の家には「おもいでばこ」ないから大変かもね』とふとつぶやくと、娘からすかさず『「おもいでばこ」がないなんて、人生の半分くらい損してる!』と返してくる始末(笑)。

・・・それぐらい、我が家には「おもいでばこ」は、無くてはならない存在です。どうして「おもいでばこ」が、そこまで重要な存在になったのかについて、お話します。

目次

たくさんの写真と動画を前に奮闘、疲れ果てていました

2010年に息子、2013年に娘を出産しました。

子どもが生まれてから、たくさんの写真や動画を撮り続けていた私は、すべてを大事に残そうとしていろいろな手法で写真を整理してきました。

当時は、必死にパソコンを開けて、写真を整理しようと奮闘するものの、ファイル名に邪魔されたり、開けないファイルができたり、重複画像が増えたりと、うまく整理ができず疲れ果てていました。

その中でも、私が一番困っていたのは、動画の見返しにくさでした。

息子に自分が映る動画をパソコンで見せると、とてもうれしそうにしていたので、なんとしてでも撮った動画だけはしっかりとまとめてテレビでも見られるようにDVDを作成しようと努力しました。

がんばって息子のDVDを何十枚も作成しました。本当に骨の折れる作業に感じていましたが、それでも息子が次々にDVDを入れ替えて、テレビにうつる自分の様子を飽きずに見てくれていたので頑張ることができていました。

しかし、二人目を出産した後は、その余裕もなくなり、とにかくパソコンに全部残しておこう!それだけに集中していました。・・・でも3か月に一度パソコンに向かう時間をとるのがやっと。DVDを作る時間は無くなってしまいました。

それでもなにかカタチに残さなきゃと必死になり、ネット上の写真整理術をみようみまねでやってみたり、フォトブックサービスを使ってみたりしましたが、やってもやっても散らばっていくばかり。

疲れ果てた私は、『写真整理の「正解」がなにか?』を確認したくて、2016年4月に、ネットで知った写真整理協会の講座を初めて受講しました。

そこで紹介されていたのが「おもいでばこ」でした。

しかし、当時の私にとっては、少しお値段が張る「おもいでばこ」。すぐに手が出ませんでした。「いや、パソコンでなんとかできる!やりきれる!」と自分に言い聞かせて、買うには至りませんでした。
(もとより慎重派で堅実タイプなので、私がちゃんと検討して納得しないとモノは買いたくない性分なのです…。)

こんなに動画が見返しやすいなんて!

半年後の10月、先輩の写真整理アドバイザーさん宅に伺うイベントがあり、ご自宅で活用されている「おもいでばこ」を触らせてもらえることになりました。

自分で実際にリモコンを手に持って、「おもいでばこ」を触ってみると、操作も心地よいうえ、「カレンダーに時系列で写真や動画が並んで、簡単に見返せる」ことに驚きました。

こんなにも、動画が見返しやすくなるなんて!!

これなら、息子が喜んでくれていたあのたくさんのDVDと同じ体験、いやそれ以上(DVDを差し替えなくても、スライドショーで見たいところだけ楽しめる)の状況を作れる!!

DVD作成に時間も手間もかかっていた、私の世界ががらっと変わりました。

我が家の暮らしにすっかり溶け込んだ「おもいでばこ」

それから、すぐに「おもいでばこ」を買いました。

そして「おもいでばこ」がやってきてから、息子も娘も夢中で「おもいでばこ」との時間を過ごしました。子どもと日中過ごした様子を、夕食の時に主人も交えて観返します。家族での話が盛り上がります

娘は「おもいでばこ」をとっても気に入ったようで、毎朝必ず「おもいでばこ」のリモコンを持ってきては、『「おもいでばこ」つけてほしい!』とアピールするまでに。中でも動画を観返すのが大好きで、楽しい動画だけをすぐ見られるようにして、朝、出かけるまでの時間を「おもいでばこ」が映し出す動画を観て過ごすようになりました。

(おもいでばこリモコンを大事そうに「私のたからものー」と言っていたことも。 ↓そのころの娘です) 

遊びに行った日は、帰宅してすぐにデータを「おもいでばこ」に取り込みます。

夕食時に、スライドショーでお出かけ時の写真や動画を流し、いろんなエピソードを話しながら振り返ることが習慣になりました。外出時には気が付かなかったことが、「実はあのときね」など、子どもが話してくれることもたくさんありました。

家にお友達が来たときも、皆で遊んだ時の動画を一緒にみて楽しんだりと、大活躍でした。

こうして、我が家のコミュニケーションツールの中心に「おもいでばこ」が位置づけられました。

「おもいでばこ」は、子どもと過ごすためのアイテムで一番!と自信をもって言える必需品です。

データは「おもいでばこ」へ、プリントはぎゅっとA4にコラージュ

我が家の写真整理は、データの保管は「おもいでばこ」にお任せして、カタチにするものはぎゅっと厳選してコンパクトにまとめています。

その一つが、A4サイズにたくさんの写真を小さく配置した「コラージュ」で作る家族のキロクです。写真はもちろん「おもいでばこ」から選びます。

このコラージュフォトはパソコンで作成して注文するのですが、「おもいでばこ」はパソコンからも専用アプリでアクセスできます。パソコン用の「おもいでばこ」アプリも使いやすく、マウスのスクロールだけで画面上で写真が一覧で表示されます。家族のキロクに利用したい写真がどんどん見つけられ、必要な写真は簡単にパソコンにダウンロードできます。

分類別にアルバムを作ったり、お気に入りマークをつけたりすることで、作業がとてもラクになり負担が激減した感動を覚えています。

写真整理機能が格段に進化した「おもいでばこ」アップデート

「おもいでばこ」の写真整理機能がアップデートされました。格段に写真整理が行いやすくなったので、良いと思ったポイントを私なりにご紹介します。

①サクサク写真が仕分けできる、振り分けモードの搭載

A4のコラージュアルバムやフォトブックを作る上で、とても助かるのが「①振り分けモード機能」。1枚の写真データを、複数の入れたいアルバムへサクサクと振り分けることができます。

パソコンの場合も、パソコンでフォトブックを作る際には、使いたい画像を「コピー」して、フォルダを作って分類する作業が必要です。その分パソコンに画像のデータが重複してしまい、作れば作るだけデータがごちゃついてしまいました。

しかし、「おもいでばこ」の「振り分けモード」を活用すれば、写真データは1枚なのに複数の「アルバム」に振り分けることができるのです。さらに、そのアルバムからさらにカメラ等で『絞り込む』ことができて、パソコンに入った写真だけを使うより、作成がぐっと容易になりました。

私は、この機能が搭載されたおかげで、子どもが通った3年間の幼稚園の記録のすべてを、ぎゅっと1冊にまとめたフォトブック(なんと200ページ!)を作ることができました。

幼稚園の行事である、親子遠足・お遊戯会・運動会・展覧会などの写真に加え、園のカメラマンさんから購入した集合写真や、子どもの作品類、先生方からいただいたメッセージカードや暑中見舞い、夏休みカレンダー、登園の様子、そしてなにより大事なお友達や先生との思い出写真なども含めて、幼稚園がらみの写真だけを集めました。

「年少」「年中」「年長」ごとのアルバムや、「作品」だけのアルバムも作り、自分がフォトブックを作るときに写真を選びやすい環境を「おもいでばこ」のアルバムに振り分けて作っておきました。

これらを集めて200ページあるフォトブックを作れたのは、1つの写真データに対して、何個ものアルバムに写真を振り分けられる「おもいでばこ」だから可能だったと思います。

このフォトブックは息子も娘も、かなりじっくり見てくれています。園で制作した(かさばる)作品群も子どもたち自身が「もうここにのっているから、捨てて大丈夫!」と言ってくれました。実物は厳選したものだけを保管しています。

さらに、テーマ別に「子どもたちのうしろ姿だけ」や「毎日の登下校」などのフォトブックを作るときにも活用できそうです。お子さんが電車好きなら「電車の写真や動画だけ」「路線図を眺める様子」とか、ダンスの習得なら「練習風景」「発表会」の動画アルバムを作ったりするのも良いですね。

②アルバムが整理できる、アルバムグループ化機能

私が特に感動したのは「②アルバムグループ化機能」です!
これまでは、フォトブックを作るとき、「おもいでばこ」内に「S(息子の名前イニシャル)作品 年少」「S作品 年中」「S作品 年長」…と、いくつかのアルバムに分けながら作成していました。

これまでの「おもいでばこ」では、アルバムを作りすぎてしまうと、写真を見つけにくくなることがありました。フォトブック作成後には、再度「S作品 年少」~「S作品 年長」までを「S幼稚園のキロク」というアルバムにもう一度まとめ直したことも。

今回の「おもいでばこ」のアップデートを機に、たくさんのアルバムを作っても、そのアルバム自体をグループでひとまとめにすることができる新機能ができたのです。

小学校のキロクをまとめる際にも心置きなく「S小1」「S小2」…とアルバムを作ることができました!これで今までよりもさらにスッキリと整理できます。娘からも、自分史の写真を探すときに「見つけやすい!」と絶賛でした

③「おもいでばこ」の用途が広がる、カレンダー非表示アルバム機能

さらに、今回のアップデートをうけて、印刷を終えたあとの「おもいでばこ」内の写真は、書き出しの役目が終わっても削除せずに、「③カレンダー非表示アルバム機能」を活用して残しておくことにしました。

今までは家族が見返したいものだけを厳選して「おもいでばこ」に保存し、家族では見返すことのない自分主体の写真は別にして、パソコンに保存していましたので、非表示機能が使えることで、本当の意味で全写真の一元化ができるようになりました。

「独身時代の写真」「仕事系の写真」「読書記録」をはじめとする私個人の記録や、「子どもからもらった手紙の写真」や「作成した年賀状データ」など、ちょっと表に出しておきたくないような、家族と一緒には見ない写真や画像を「おもいでばこ」にとりこんでおくことができるようになり、とても嬉しいです。

これで、子どもがどうしても消したくない「ゲームやインスタのスクリーンショット」など「推し活」系の写真の「おもいでばこ」への送信も許可してあげることができました。

愛され育ったこと、楽しかった思い出を記憶に焼き付けてほしい

「子どもの写真は、どれも消せない!でも、スマホ容量がいっぱいで、容量を使う動画を撮るのもためらってしまう」というお母さんからよくお話しを聞きます。一番写真が増え続ける時期に、「消す」行為は、なかなか難しいものです。

この「削除する」行為に迷う時間を費やすよりも、子どもと一緒に見返すことを優先してほしいと思います。
それは、子どもが「自分の写真や動画を見たい!」と言ってくれる時期は限られているから。

我が家でも、2歳~7歳ぐらいまでがピークだったように思います。

将来大きくなった子どもに見せるまで、ずっとスマホやSDカードの中で眠らせておきますか?もし、データを失ったら、「もっと見ておけばよかった」と思いませんか。いくらバックアップをしていたとしても、本当に怖いのは、写真を見返すことを家族で味わわないまま、”見る機会を含めて”失うことだと思います。

「おもいでばこ」を何度も見返し、「今の子どもたちの記憶」に焼きつけて、将来、子どもたちが成長した時に、自分自身が小さい頃に家族から愛されて育ったことや楽しかった思い出を覚えていてくれれば、それが私にとっての写真のゴールです。

本記事のライター

一般社団法人写真整理協会認定 写真整理上級アドバイザー
きりゅう あやこ様

東京在住・下町育ち・二児の母。
子どもの写真整理や作品整理に悩むママたちへ、写真整理講座・教室の開催・個別訪問のサポートをしている。
撮った“あと“を楽しむ写真整理のオンラインサークルめくルーム(220名在籍)の運営メンバー兼講師としても活動。
「シンプル・簡単・コンパクト」に長続きする写真整理を中心に発信中。

ブログ:子どもの記録まとめてみませんか https://ameblo.jp/akseiri/

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