大切な家族写真や子供の動画をたくさん撮っていたら、iPhoneに「iCloudストレージ残りわずか」や「iCloudストレージ不足」といったメッセージが出てくることがあります。
iCloudストレージの容量不足を根本的に解決するには、ストレージ不足の大きな原因となる写真や動画の保存を、下記のどちらかの方法にするのがおすすめです。
●iCloudの有料プランに課金して容量を追加する方法
●iCloudには保存せず他の機器に移して容量を空ける方法
そこで今回は私が実際に両方を使ってみた感想をまじえて、大切な家族写真や子供の動画を安心して長期的に保存する方法について解説します。
※ちなみに、アプリを消したり、写真を数枚消したところであまり意味がありません。すぐにまたいっぱいになってしまうからです。
iCloudの有料プランに課金して容量を追加する方法
iCloudの有料プランに課金してiCloud自体の容量を追加することで、保存できる写真や動画の量も増えます。
実際に使ってみて、私が感じたメリットとデメリットは下記のとおりです。
iCloud写真で課金するメリット
●クリックとパスワード入力で即利用開始できるので簡単に使える
●最初は費用の負担が少なく始められる
●自動でiCloudがデータのバックアップをしてくれるので手間がかからない
●離れた相手とも写真のシェアが簡単にできる
メリットとして一番大きいのは、やはり手間なく簡単な点です。
iPhoneからすぐに課金の契約ができるので、特別な機器を準備することもなくすぐに始められ、自動でバックアップしてくれるので手間も全くありませんでした。
iCloud写真で課金するデメリット
●いつまで課金し続けるのか問題。長期的に見ると膨大な料金になる恐れあり
●写真や動画が増えたら、高いプランへ移行をしなければならない
●セキュリティやサービス終了に対する不安がつきまとう(iCloudサービスが終了したときはどうなる?)
●iPhone本体の容量よりiCloudの保存容量が大きいと写真を戻すのは難しくなる
特にデメリットのうち費用面が気になりました。
目先の安心のために課金し始めても「いつまで課金が続くのか?」「容量がいっぱいになったらもっと高いプランに移行しなければならないのか?」という、また新たな不安が出てきてしまったんです…。
iCloudの課金メニューは、最初の有料プランは月額130円(50GBまで)からスタートです。気軽に始められる金額ですが、特に動画は、子供の行事ごとに撮っていたら50GBなんてすぐにいっぱいになりますね。
かといって、子供の動画を撮らないというのは考えられない方も多いのでは…?
50GBを超えたら月額400円で200GBまで、その上は月額1,300円で2TBまでとなります。200GBを少しでも超えたら次は月額1,300円の課金メニューとなるので、注意が必要ですね。
■iCloud のストレージプランと料金
■iCloud のストレージプランと料金
追加容量 | 月額料金(税込) |
5GBまで | 無料 |
50GBまで | 130円 |
200GBまで | 400円 |
2TBまで | 1,300円 |
※2022年8月29日確認時点
また、iCloudからiPhoneへ写真を戻すのは難しいというのも気になりました。
iCloudの容量が大きくても、iPhone本体の保存容量がそれに追いつかなければ、いざという時にiPhoneに戻し切れずにずっとiCloud上に保存することになってしまいます。
ずっとインターネット上に写真を保存するというセキュリティの面も不安に思いました。
「何がどうなっているのかよくわからないまま、延々と課金が続いてしまう」という、もやもやした不安が一番のデメリットかもしれませんね 。
iCloudには保存せず他の機器に移して容量を空ける方法
次にiPhoneなどの写真・動画を他の機器(ノートPCや外付けHDDなど)に移すことでiCloudを利用しなくても写真・動画のバックアップを取る方法です。
実際にノートPCで写真の保存をしてみて、私が感じたメリットとデメリットは下記のとおりです。
他の機器に移すメリット
●課金し続ける必要がなく、買い切りなので費用の不安がない
●いつでも写真が自分の手元にあるという安心感がある
●サービス終了など外的要因での写真の紛失の心配が少ない
●セキュリティ的に安心
メリットとしては、iCloudの有料プランのような継続的な課金ではなく買い切りなので、費用に対する見通しがつくので心配がない点です。
また、インターネット上に保存するiCloudとは異なり、いつでも写真が自分の手元にあるという安心感があります。サービス変更や終了、紛失の不安がないという点が大きいと思いました。
他の機器に移すデメリット
●写真の転送にケーブル等を経由する必要があり面倒
●自動の日付分類がなく、重複も多く整理が面倒
1番のデメリットは、ノートPCへの「転送が面倒」という点です。iCloudにバックアップが取られる5GBはすぐにいっぱいになってしまうので、こまめにケーブル等を利用して転送しなければいけないのは手間でした。
またノートPCの場合、iCloudのように自動で写真の整理をしてくれるわけではないので、その点に関しても少し面倒に感じてしまいました。
ちなみに一般的なノートPCの容量や保存可能な写真や動画の目安については、下記の通りです。
ストレージ容量 | 保存可能な写真枚数目安 | 保存可能な動画時間目安 |
SSD搭載ノートPCでよくある容量(256GB) | 約50,000枚 | 約1,800分 |
HDD搭載ノートPCでよくある容量(1TB) | 約200,000枚 | 約7,000分 |
※写真はLive Photos含め1枚5MBで計算。動画はiPhoneでの標準的な条件の場合。ノートPCのスペックや使い方によっては保存可能な写真や動画数は前後します。
iCloud課金と機器に保存、両方使ってみた正直な感想
iCloud課金と機器に保存を実際に使ってみて、私のように「子供や家族の写真」を「長期的に」保存したいと考えている場合は、課金し続けるのではなく機器に写真を保存する方がメリットが大きいと思いました。
なぜなら子供が産まれると、写真や動画の枚数が飛躍的に増えてしまうからです。
初めて立った瞬間、初めて話した瞬間、泣いた顔、怒った顔、笑った顔…特に、子供にとっての「初めて」や「すぐ変わる表情」は同じような写真や動画を何枚も撮ってしまうもの。そしてその一枚一枚が思い出深く、簡単には消せず、増えていく一方です。
課金の場合安いプランなら良いですが、高いプランに移行したら費用もかなりかかってしまいます(2TBだと月額1,300円)。 。また、いつまで課金し続けるのかも、いずれ考えなくてはいけない問題になってくるなと感じました。
ただし、ノートPCには他のソフトも入っており容量が不安なのと、転送・整理するのは少し大変なので、機器でありながらiPhoneのように転送や整理が簡単なものがあれば良いなぁ…と、常々思いながら使っておりました。
家族写真を長期的に保存するには「おもいでばこ」がベストだった
そんなときに出会った「おもいでばこ」が、iCloudやノートPCのそれぞれのメリット良いところ取りで、私のような子育て世代の写真保存にはピッタリだったので、ご紹介します!
「おもいでばこ」はiCloudとノートPCの良いところ取り!
おもいでばこは、自宅のテレビにつないで、写真や動画を保存、整理できるデジタルフォト・アルバムです。
iPhoneはもちろん、タブレットやデジタルカメラなどそれぞれに保存されている写真・動画を、おもいでばこに全てまとめて保存できるという機器です。
大きな特長は以下の5点です。
●転送や写真整理が簡単
●買い切り型で保存容量が多い
●簡単にシェアできる
●複数台のiPhoneの写真や画像をまとめられる
●iCloud上の写真を転送できる
iCloudやノートPCはその中に少しずつ気になる点があったのですが、おもいでばこは全てを満たす良いところ取りの機器!それぞれ詳しくお伝えします。
【1】転送や写真整理が簡単
おもいでばこは、専用アプリをiPhoneにインストールし、そこからアプリを通して写真や画像を転送することができます。
ケーブルを使うこともなく、気付いたときにささっとアプリから転送するだけなのでかなり楽です。
また、おもいでばこは日付ごとの写真整理が自動で可能なのも大きなポイントです。
そのため、重複などもなくとても簡単に写真の整理ができますよ。
【2】買い切り型で保存容量が多い
おもいでばこは課金するものではなく機器を買う買い切り型です。1TBモデルと2TBモデルがあります。
目安として写真や動画の保存枚数や時間は下記の通りです。
写真保存枚数の目安 | 動画保存時間の目安 | |
1TBモデル | 約200,000枚 | 約7,000分 |
2TBモデル | 約400,000枚 | 約14,000分 |
※写真はLive Photos含め1枚5MBで計算。動画はiPhoneでの標準的な条件の場合。おもいでばこに保存可能な上限枚数は、どちらのモデルも400,000枚です。
子供が大きくなるにつれて課金プランを変えたり、機器を買い替えたりするのは嫌だったので、保存容量の多いおもいでばこはとても魅力的だと思います。
【3】簡単に大画面で見られてすぐにシェアできる
おもいでばこを使うとテレビに写真をうつし、みんなで見ることができます。
iPhoneやipadの小さな画面では写真を見にくいおじいちゃんやおばあちゃんも、大画面で写真を見ることができてとても喜ばれます。
おもいでばこ本体の取り外しも簡単で持ち運びできるので、帰省ついでに写真をみせることもとても簡単ですよ。
また、おもいでばこに保存した写真は、簡単にiPhoneやSDカードなどにかきだし可能です。家のテレビでみんなで写真を鑑賞しつつ、気に入った写真はすぐにiPhone経由でシェアできます。
【4】パパ,ママ、家族それぞれのiPhoneの写真や画像をまとめられる
おもいでばこ1台に、パパやママ、そのほか家族みんなそれぞれのiPhoneの画像や動画をまとめることができます。
パパと子供だけのお出かけ、ママと子供の日常、子供が子供目線で撮った写真や動画。
それぞれのiPhoneに散らばっている写真や動画を、全ておもいでばこ1台にまとめることができるので、子供や家族の思い出を見逃しません。
【5】おもいでばこにiCloud上の写真を転送できる
おもいでばこには、簡単にiCloud上の写真をおもいでばこに転送し、保存できる機能※があります。
iPhoneの容量より、iCloudの利用容量を多く使っている場合でも、この機能でおもいでばこに保存できます。
※iPhone/iPad用おもいでばこアプリ(AppStoreから無償ダウンロード可能)と、おもいでばこの組み合わせで利用できます。
今まで行き場がなかったiCloudの写真も、おもいでばこに保存することで、手元に保存できているという安心感がありますよ。
また、インターネット上ではなくデバイスに保存しているので、セキュリティ面も安心です。
このように、おもいでばこはiCloudとノートPCの良いところ取り。
大切な家族写真を長期的に保存するにはぴったりの機器なんです。
iCloudについて詳しく知りたい方へ
iCloudについてより理解を深めたい方は下記もご覧ください。
▼iCloudの写真でデータ管理が楽々!活用方法を紹介
「iCloudストレージが残りわずか」といったエラー表示を解消したい方はこちらをご覧ください。
iCloudへバックアップする方法は下記にまとめました。
新型「おもいでばこ」(PD-2000シリーズ)が発売しました!
iCloudの容量解消不足におすすめの、写真・動画保存機器「おもいでばこ」に、フルリニューアルの新モデル(PD-2000シリーズ)がラインアップされました。
新型の「おもいでばこ」は、スマホの4K動画にも対応。写真や動画をよりきれいに残せて、より便利に使いやすくなっています!
新型「おもいでばこ」(PD-2000シリーズ)の特長
新型「おもいでばこ」の大きな特長は、下記の3つです。
- スマホの4K動画(H.264およびHEVC形式)をキレイなまま取り込み、再生
- 写真や動画をたくさん撮る方も安心、大容量4TBモデルが登場(PD-2000-XL)
- USB 3.2(Gen1)をサポート&性能アップで取り込み速度が高速化
それぞれポイントを簡単にまとめていきます。
スマートフォンの4K動画の取り込み・再生・保存に対応
新型「おもいでばこ」では、iPhoneの標準カメラで撮影した4K動画(H.264及びHEVC形式)の取り込み・再生・保存に対応。
従来モデルでは、iPhoneからの4K動画のみ(変換して)取り込み可能で、再生時はフルHDでの表示になっていましたが、新型おもいでばこは、機種関係なく取り込みが行えて再生時も4K画質での出力に対応しました。
(iPhoneでの変換は、新型「おもいでばこ」でも、他の端末での再生に対応するために行っています)
待ち時間なくスムーズに取り込みと再生ができるので、いつでも気軽にきれいな動画が見れるのもポイントです。
4K動画とフルHDは、並べてみると全然美しさが違いますよね!
また、新型「おもいでばこ」では、iPhoneの標準カメラで撮影した4K動画(60fps)について、1TBモデルでは約41時間、2TBモデルでは約82時間分の保存が可能です。(一般的な動画の場合)
4K画質の動画は画質がきれいな分容量も大きく、保存も大変でデータの保管場所にお困りの方も多かったと思いますが、新型「おもいでばこ」は、そのような方にもおすすめです。
従来モデルの2倍、4TBの大容量モデルが追加
「新型おもいでばこ」では、1TB、2TBモデルに加え4TBの大容量モデルも追加されました。
写真の場合は保存枚数が最大100万コンテンツ、4K動画では約160時間の保存が可能です!
写真や動画のデータが多すぎるという方や、どんどん動画を撮影したいという方にも安心の4TBモデルです。
USB 3.2(Gen1)をサポート&性能アップにより、取り込み速度が高速化
新型「おもいでばこ」ではUSB 3.2(Gen1)に対応したUSBポートを搭載。性能の大幅アップもあり、取り込み速度が従来型モデルと比べると最大5倍高速化しています。
iPhoneやAndroidなどのスマートフォン以外にも写真が入っているUSB機器(外付けHDDやカメラなど)があれば、高速で写真や動画を新型「おもいでばこ」に取り込むことができます。
※ちなみに、新型「おもいでばこ」を実際に利用した際の取り込みスピードは、約40,000の写真や動画に対して、かかった時間は2時間ほど。速い…!
USBポートを利用することで、スマホ以外のいろいろな場所に散らばっている写真を手軽に一か所に集めることができますね。
「おもいでばこ」なら、時系列やテーマごとに簡単にまとめたり、テレビ画面でも見返すことができるのでとても便利ですよ。
そのほかにも、新型「おもいでばこ」はこんなところが進化!
そのほかにも従来型「おもいでばこ」とくらべ、新型では、
- 本体デザインやリモコン、画面のデザインが新しく
- 搭載されているWi-Fiも最新のWi-Fi6対応。安定通信を実現
- 従来型おもいでばこからのデータ移動が簡単
などの点についても進化し、より使いやすく便利になっています。リモコンの操作感も、良くなっているように思います。
左側が新型「おもいでばこ(PD-2000-L)」、右側が従来型「おもいでばこ(PD-1000S)」です。少しサイズアップしていますが、4K動画への対応や大容量モデルのラインアップなど、イマドキの進化とサクサク操作が嬉しいポイントです。
スマートフォンとはアプリを使って写真を送ったり、保存した写真や動画を見返したりと相性抜群で、使い勝手が良い保存機器です。大幅に性能がよくなっているにもかかわらず、¥29,800~(スタンダードモデル/1TB)と買いやすい価格になっているのも嬉しいですね。
この機会に、ぜひ新型「おもいでばこ」を利用してみてはいかがでしょうか。写真や動画を改めて見返すのは、とっても楽しいですよ!
まとめ
「iCloudストレージ残りわずか」や「iCloudストレージ不足」のメッセージが表示されると、目先の安心のためについ簡単な方法としてiCloudの有料プランに課金してしまおうかな…と思う方も多いと思います。
私も今まではそう思っていて、iCloudに課金してしまっていました…。
しかし実は、大切な写真の保存については課金よりも機器に保存するほうがおすすめなんです。
写真保存の機器はたくさんありますが、特に家族や子供の大切な写真はすぐに転送できて大画面で確認、シェアができる「おもいでばこ」がおすすめです。
その理由や詳しい使い方について下記の記事中で解説していますので、子育て中で、写真や動画の保存に悩んでいるママさんパパさんは、ぜひ記事を読んでみて下さいね!