iPhone・iCloud共有アルバムのメリットとデメリットを知って効果的に使う方法

iPhoneで撮った写真や動画を、特定の人と共有できるiCloud共有アルバム。

便利な機能ですが、使ったことがなかったり、使い方がよく分からないという方は多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、iCloud共有アルバムを使ってみたいという方へ向けて、iCloud共有アルバムを効果的に使うための

  • iCloud共有アルバムの仕様とメリット
  • iCloud共有アルバムの使い方や設定方法
  • iCloud共有アルバムのデメリット
  • デメリットを踏まえた、賢い使い方

について、解説していきたいと思います。

目次

iPhone/iCloud共有アルバムとは?

iPhoneで撮った写真や動画を特定の人と共有できるサービスが「iCloud共有アルバム」です。
1アカウントあたり最大200個のiCloud共有アルバムを作り、それぞれのアルバムごとに共有する相手を設定できます。

参加者は、共有アルバムに入れた写真や動画を、自由に閲覧やダウンロード・コメントできるようになります。(※Apple IDを持っていない場合は閲覧のみ)

iCloud共有アルバムは、例えば

「ママ友たちと、それぞれが撮った運動会の写真をまとめておきたい」

「離れて住む祖父母に、孫の成長をいつでも見られるようにしておきたい」

友だちや家族と写真や動画を共有するシーンなどでは、特におすすめです。

次に、iCloud共有アルバムに保存できる枚数などのメリットを紹介します。

iCloud共有アルバムのメリット

iCloud共有アルバムには、たくさんのメリットがあります。

  • 1ユーザー最大100万件の写真・動画を保存可能
  • iPhoneやiCloudのストレージ容量を圧迫しない
  • 無料で利用できる
  • 共有せずに自分だけで利用することもできる

それぞれ解説していきます。

1ユーザー最大100万件の写真・動画を保存可能

1 つの共有アルバムには、写真と動画合わせて5,000件が保存可能です。
そして1 人のユーザーは、最大200個の共有アルバムに参加可能です。

つまり、1ユーザー最大100万件の写真や動画を保存ができるということです。
ただし、写真の解像度と動画の長さには制約があります。後述するデメリットにて詳しく解説します。
※また、上記に加え、1時間あたり1,000 件まで、1日あたり:10,000 件までのアップロード制限があります。

iPhoneやiCloudのストレージ容量を圧迫しない

iCloud共有アルバムに保存した写真や動画は、iPhoneやiCloudのストレージ容量を圧迫しません。

つまり、iPhoneで撮った写真や動画をiCloud共有アルバムに保存することで、お手元のiPhoneやiCloudのストレージ容量を節約するという使い方が可能です。

無料で利用できる

iCloud共有アルバムは、Apple IDがあれば、無料で作成・保存できます。
Apple IDがないと、アルバムの作成・保存はできないのですが、Webからアルバムを閲覧することはできます。

保存可能枚数(写真と動画合わせて最大5,000件まで)以下であれば、月額費用もかかりません。

共有せずに自分だけで利用することもできる

iCloud共有アルバムは、アルバムの作成者がアルバムごとに共有する相手を決めることができます。
もちろん共有せずに自分だけで利用することも可能です。

例えばメモとして撮ったスクリーンショットなど、iPhoneの容量を使うのはもったいないと思う写真は共有アルバムに移しておくなど、工夫すれば容量の節約にもなります。

iPhone/iCloud 共有アルバムを作成・共有する方法

次に、iCloud共有アルバムを作成・共有する方法を解説します。

iCloud共有アルバムは、共有自体は簡単ですが、URLを知っていれば誰でも閲覧できてしまうため、信頼できる人とだけ共有するようにご注意ください。

※この解説にあたり、iPhone SE(第2世代)、iOS はバージョン 16.3.1で作業しました。

iCloud共有アルバムの作成・共有方法

【iCloud共有アルバムを設定する】
①設定→Apple ID→iCloudの順に選択します

②「写真」を選択後、共有アルバムをオンにします

【iCloud共有アルバムを作成する】

①iPhone標準写真アプリ→新規共有アルバムを選択します
②アルバム名を設定します

③共有したい相手を+マークから選択し、参加依頼を送ればアルバムの作成は完了です

④作成したアルバムに、共有したい写真や動画を+マークから選択します。

以上です。

共有せず、自分だけで使うこともできる

上の項目の③で共有先を指定しなければ、自分だけの共有アルバムとして利用することも可能です。

1ユーザー200個まで作成できるので、用途別に分けたりメモを保存したりと、工夫次第で幅広いシーンに活用できそうですね!

なお、共有アルバムはURLを知っていれば誰でも閲覧できてしまうため、誰かと共有しない場合や、Webで公開する必要がない場合は、公開WEBサイトはオフにすることをおすすめします。共有する場合も信頼できる人とだけ共有するようにご注意ください。

iPhone/iCloud 共有アルバムのデメリット

便利に使えるiCloud共有アルバムですが、いくつかデメリットもありますので、紹介していきます。

特に、安易に削除してしまうと復元できなかったり、画質が落ちるケースがありますので、ご注意くださいね。

また、iCloud共有アルバムのデメリットを踏まえた、おすすめの使い方についてもご紹介していきます!

  • 閲覧するたびに通信費がかかる
  • iCloudにバックアップされない
  • 共有アルバムを削除すると、その中の写真や動画もすべて完全に削除される
  • 公開WebサイトをONにしていると誰でも見ることができる
  • 画質が圧縮される、動画の長さに制限がある

それぞれ解説していきます。

閲覧するたびに通信費がかかる

iCloud共有アルバムの写真や動画は、Appleのサーバーに保存されます。
そのため、保存や閲覧のたびに通信費がかかります。
大量の写真を保存する場合などは、Wi-Fi環境での利用がおすすめです。

共有アルバムを削除すると、その中の写真や動画もすべて完全に削除される

共有アルバムを削除すると、その中の写真や動画もすべて完全に削除されます。
iPhoneの写真アプリに保存した写真を削除した場合は「最近削除した項目」に一定期間残りますが、共有アルバムにはそれがありません。

共有アルバムは、所有者であれば誰が追加したものでも写真、ビデオ、またはコメントを削除できます。
参加者は、自分が追加したものを削除できます。
そのため、自分以外が追加した大事な写真は、早めにiPhoneや保存機器などにダウンロードし、保存しておくことをおすすめします。

iCloudにバックアップされない

iCloud共有アルバムのデータは、iCloudとは独立して保存されており、iCloudにはバックアップされません。
また、上の項目で解説したとおり、共有アルバムは削除すると「最近削除した項目」にも残りません。
一度削除すると、写真や動画は共有アルバム上からは削除されてしまいますので、削除は慎重に行ってください。

公開WebサイトをONにしていると誰でも見ることができる

共有アルバムの設定で「公開Webサイト」をオンにすると、URLが発行されWebからでも閲覧できるようになります。

オンにすることで、iPhoneユーザー以外(AndroidやPC)からもアルバムが見られますが、閲覧人数に制限がなく、閲覧できない人を指定するなどの管理をすることもできません。

大切な写真や個人情報を守るためには、公開Webサイトをオフのままにしておくこと、共有は信頼できる人だけに限定することや、写真や動画は早めにiPhoneや保存機器などにダウンロードし、共有アルバムは長期間利用しないことも検討してみてください。

画質が落ちる、動画の長さに制限がある

共有アルバムでは、写真は長辺が最大 2048 ピクセルに縮小されます(パノラマ写真の最大幅は 5400 ピクセル)
ビデオは最長 15 分、画質は最大 720p となります。
(15分を超えるビデオは保存できません)

そのため、画質を落とさずに残しておきたい写真や動画は、iCloud共有アルバムではなく、iPhoneや保存機器などへの保存がおすすめです。

iCloud共有アルバムは無料でたくさんの写真や動画を保存できます。

しかし、写真や動画の圧縮やなどを考慮すると、iCloud共有アルバムには「画質が落ちても良い写真を共有したり、保存するまでの一時的な利用」が向いていると思います。

一方で、「高画質なままで、流出や削除の不安なく大切にとっておきたい写真」は、iPhoneの本体やデータ保存機器に保存することがおすすめです。

データ保存機器の中でも、iCloud共有アルバムのように簡単に操作でき、iPhoneユーザー以外の方でも使いやすいのが「おもいでばこ」です。

大切な写真の保存なら、『おもいでばこ』がおすすめ

『おもいでばこ』とは、写真・動画の保存、整理がカンタンにできるデジタルフォト・アルバム。

画質や長さを落とすことなく保存できることに加え、家族や友達、SNSへの共有も簡単にできます。

また、『おもいでばこ』内の写真は、誤って削除しても完全に削除されずゴミ箱に入るため、復元も可能です。
※ゴミ箱内の写真も、操作しない限り、いつまでもゴミ箱に残ります。

ここから、大切な写真の保存におすすめな『おもいでばこ』の基本的な使用や使い方、魅力をお伝えしていきます。

容量が大きい。画像や動画の圧縮もなし

『おもいでばこ』では、画像や動画は圧縮せず、高画質なままで保存できます。

1TBモデル・2TBモデル・4TBモデルがあり、容量が大きいのも特徴です。

一般的なiPhoneの標準カメラで撮影した写真(1枚3MBと仮定)した場合、1TBにつき約33万枚保存可能。
4K動画(60fps)の場合、1TBにつき約41時間分が保存可能です。

iCloudとの連携がしやすい

『おもいでばこ』には、iPhone経由でiCloudに保存している写真も取り込むことができます。

「iCloudに入っている写真を、iCloud共有アルバムではなく保存機器に保存しておきたい」

という場合も、写真の取り込みや保存が容易です。

手順についての詳細はこちらの記事をご覧ください。

【容量不足】iCloudでバックアップする方法と注意点(2023年版)

デジカメなどApple製品以外の写真も一元管理できる

『おもいでばこ』にはUSB端子やSDカードスロットも装備されており、iPhoneやiPadの写真はもちろん、デジカメや一眼レフで撮った写真も取り込むことができます。

おもいでばこの取り込み用DVDドライブを使えば、DVDの写真・動画も取り込み可能。家中すべての写真や動画がスマホやテレビで楽しめるようになります。

専用アプリで操作が簡単

『おもいでばこ』は、専用アプリをiPhoneにインストールし、そこからアプリを通して写真や画像を転送することができます。
気付いたときにささっとアプリから転送するだけなので、とても使いやすいです。
※PD-2000Eシリーズのみ、ケーブル経由での転送となります。

LINEやFacebookなど、SNSとの共有も簡単

『おもいでばこ』に保存した写真や動画は、アプリからFacebookやLINEなどのSNSへの共有も可能です。

データを手元に保管する安心感

おもいでばこはクラウド上ではなく本体に写真や動画を保存します。

ネットを介さないため、万が一のセキュリティリスクもなく安心です。

テレビの画面で写真や動画を楽しめる

『おもいでばこ』では、テレビの大きな画面で写真や動画を見ることができます。
家族や友達など複数人でも見やすいので、みんなで写真を見ながら思い出を懐かしんだり、楽しんだりできるのが大きなメリットです。

共有アルバムが表示されないときの対処法

「iCloud共有アルバムを作成したのに、表示されない」

そのようなトラブルの際は、下記の対処法を試してみてください。

インターネット通信環境を確認する

iCloud共有アルバムの写真は、iCloudに保存されます。
iCloudはインターネットを使用しているため、うまく利用できないという場合は、通信環境を確認してみてください。

共有アルバムの設定およびApple IDを確認する

共有アルバムの設定およびApple IDを確認してみてください。
オンになっている場合も、一度オフにして再度オンにすると有効になる場合もあるようです。

iOSを最新バージョンにアップデートする

iOSのバージョンによっては、iCloud共有アルバムがうまく表示されないケースもあるようですので、最新バージョンにアップデートしてみてください。

時間を置いてみる

iCloud共有アルバムに写真や動画の反映には、通信環境や枚数により時間がかかる場合もあります。

すぐに写真や動画を確認できないという場合も、焦らずに、少し時間を置いてみてください。

※上記の対策でも解決しない場合は、Appleのサポートセンターに連絡してみてください。

まとめ

この記事では、iCloud共有アルバムについて解説しました。
iCloud共有アルバムは、無料でiPhoneやiCloudの容量を使わずに大量の写真を保存できる、とても便利な機能です。

しかし、保存する際は写真や動画の画質は圧縮されてしまいますし、また、動画は15分以上のものは保存できません。また、URLを知っている人であれば誰でも閲覧できてしまうので、セキュリティ的な不安もあるのではないでしょうか。

そのため、iCloud共有アルバムには「画質が落ちても良い写真や動画を一時的に保存、または共有する場所」としての利用がおすすめです。

一方で、高画質なまま保存したい大切な写真や動画の保存には、この記事で紹介した『おもいでばこ』がおすすめです。

『おもいでばこ』はアプリやテレビにつないで、写真や動画を保存、整理できるデジタルフォト・アルバム。買い切り型で、Web上ではなく、手元に写真を置いて置ける、安心感のあるアイテムです。

『おもいでばこ』の詳しい機能や、iCloud共有アルバムとの違いも記載しておりますので、ぜひご覧ください。

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